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スカーレット第100回感想

木曜日のスカーレット
※ネタバレあり





幼なじみの照ちゃんとのやりとりシーンを予告で見てから、喜美ちゃんは照ちゃんにどんな話をするんだろうって思っていた。予告ではとにかく目がいっちゃった感じの喜美ちゃんだったから、照ちゃんに「目をさませ!!」って言わせるような……妻であり母であることを放棄した"芸術家としての発言(狂気)"があるのかなと想像していた。

テレビの前でそれを待っていた私は、全く予想もしていなかったセリフに胸をつかれて、涙した。


目を覚ませ、ハチさんたてて元に戻れという照子に、喜美子が語り始めたのは穴窯のための薪を拾いに行った時の話だった。

薪を拾いに出かけることに、誰にも許可を得なくて良かった事。子どもの頃から父に、結婚してからは夫に、何をするにも「お願い」をしてきた。それをしなくて良くなったのだと気付いた事。そうして出掛けた薪拾いの先で、冷たい風がぴゅーっとふいて、その冷たさを肌で感じた喜美子は。「あぁ………気持ちええなぁ。ひとりも………ええなぁ。。。」と思った事。




夫も子どももいる朝ドラヒロインの言葉が、独身子なし中年の自分にこんなに刺さるとは思わなかった。

薪を拾いに行った先の寒さと心地よさ。
わかりみが過ぎるよ。

ものすごく寒くて、冷たい。だけど、そこに行くと決めたのは自分。誰の許可も得てないし、誰にも止められることもなく、ここに居る。
静かで、孤独で、誰も居ない。
でも、ひとりでいることは、きもちいい。
でも、孤独。

刺さるなぁ。。。
戸田恵梨香さん、巧いなぁ。。
写真1枚目の、淀んだ目。。

私はただひとりでそう思うだけだけど、喜美ちゃんはハチさんや武志と離れたい訳ではない。
だから少し違う。
けど、めちゃくちゃ刺さった。


信作のポパイ!というワンカットが
今日の救いでした。
BK(NHK大阪放送局)天才か。
林遣都さんでどこまで遊ぶんや。
再現度高過ぎや。
林遣都さん上手すぎや。

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