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飲食を辞めた人(仮) インタビュー始めます

先日、こんなツイートをしました。

すると、予想より多くの方からいいねをいただき、その後10名ほどの方に「取材してもいいよ」と声をかけてもらいました。とてもありがたいです。

声をかけてくれた人の中には、まったく違う異業種に転職された方もいれば、同じ業界だけれど関わり方を変えた方も。まだ簡単にメッセージでやりとりをしただけですが、みなさん「飲食が好きなのに、色々な事情があり辞めざるを得なかった」という印象を受けました。

時間はかかるかもしれませんが、おひとりずつ話を伺って、丁寧に文章にしていきたいと考えています。

その前に、私がなぜこうした企画を考えたかを書いてみます。


表に出ない「飲食業界を離れた人の話」を聞きたい

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私は以前、惣菜店やレストランで8年ほど、キッチンのパートをしていました。いまは飲食店や新商品の取材、食品メーカーのECサイトのコンテンツ作成など、食分野をメインに記事を書いているライターです。正社員ではありませんでしたが、まさに"飲食を辞めた人"です。

日々、飲食に関わる色々な方を取材させていただいていて、本当に良く聞くのが『人材不足』です。

募集をしても人が来ない。
入ってもすぐ辞めてしまう。

どの業界も人手不足の声が上がっていますが、飲食サービス業と宿泊業はとくに深刻です。大学卒業後、3年以内の離職率は50.2%で、2人に1人が辞めている計算。ほかの業界は32.2%なので、群を抜いています。

平成30年農林水産省調べ 外食・中食産業における 働き方の現状と課題について(資料:厚生労働省HPデータから算出)より

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飲食店にパートとして従事していた時、社員さんたちを見ていて本当に大変そうだと思っていました。オペレーションを管理しながら自分も調理し、メニューを考え、原価を計算し、シフトを作る。本社とやりとりしながら、結果を出す。調理と仕込み、片付けだけでOKの今の私が正社員になったとして、この仕事を毎日こなせるだろうか。


その後ライターになり、仕事でインタビューをさせていただくようになりました。多くは繁盛店へ成長させていたり、異業種から飲食に入って成功していたり…といった方々です。そのうち、逆にあまり表に出てこない「飲食業界を離れた人の話」も聞いてみたいと思うようになりました。

辞めた後、何をしているのか。
今、幸せなのか。
当時の働き方を振り返ってどう思うか。
飲食に戻りたいと思うか。
どんな店だったら働き続けたいと思えたか。
昔の自分にアドバイスするならどう言うか。

こんなことを聞いてみたい。

人生は何度でもやり直しできる、と言いますが、まったくのスタート位置に戻れるわけではありません。やり直す、と決めたその場所から車線変更です。

新卒で入った飲食店、思っていたのと違う…
必死に守ってきた自分の店を閉めた
違う立場から飲食に関わりたくなった

など、色々な方の決断、タイミングを聞くことで、今まさに「飲食を辞めようか」と悩んでいる人の疑似体験になればいいなと思うようになりました。
タイトルを(仮)にしたのは、今後飲食に戻る可能性もある場合があるかも?という意味を込めて。※でも、()はタグ付できないのですね。これはもう少し考えます…。

掲載場所を選ぶ内容だから、noteで自由に書く

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これは半年ほど前から考えていた企画です。以前、飲食から異業種転職をした方に「こんな記事を書いてみたいんだけど」と相談すると、こんなことを言われました。

以前転職活動をしていたとき、たくさんの転職サイトで仕事を探した。でも、掲載されているのは根拠の薄い「転職成功ストーリー」ばかり。
最終的には転職エージェントの広告に誘導されてしまい、焦りや辛さが募るばかりだった。リアルな体験談を知りたいと当時思っていた。

私も検索してみたんですが、確かにこういうパターンの記事が多かったです(苦笑)

また、Webの編集さんにも一度チラッと相談したことがあります。すると、

個人的には興味があるけれど、掲載するサイトを選ぶ内容だと思う。「飲食を辞めて良かった」なのか、「辞めて後悔している」のか。それによりサイトの印象が大きく変わるのではないか。

これも納得の意見です。
そこでまずは、自由に書けるnoteで試してみることにします。

誰かにキャリアを話すことをメリットに感じてほしい

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この企画は完全なフリーですが、マネタイズもゼロ。
取材を受けてくださる方に謝礼もお支払いできません…。
対面取材ならコーヒー代はお出しいたします。すみませんm(__)m

でも、しがらみのない誰か(私のことですが)に話すことで、自分のキャリアに対する想いが整理できたり、客観的に考えられたりすることもあるかもしれません。(目安は2000字程度。お顔や名前出し、飲食店名はご希望に添います)

そして、私も色々な方に取材できて、ヒアリング能力&記事作成能力が上がるメリットがあります。

***

さっそく今週末、ソムリエの資格をもつ方にお話を聞けることになりました。記事を楽しみにしていていただけると嬉しいです。
また実際に読んでみて「こんなことが聞きたい」「こういう場合はどうか」など、記事に対する希望があれば、それも聞かせて欲しいです。

息が長い企画になることを願って。
よろしくお願いいたします。

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