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「明日から広報ね!」社会人歴2ヵ月で始まった私の広報キャリア

どうもこんにちは。木村綾乃と申します。Twitterで繋がっている方はご存知の通り、5月末をもち保育Techサービスを展開する千株式会社の広報を退職いたしました。

アプトプットもかねてこれからゆるりゆるりとnoteを活用していこうかと思いますが、初投稿は自己紹介がてら就職から1人目の広報になるまでのストーリーを書こうかなと思います。いつかなれたらいいな…そう思っていた広報に入社2ヵ月で就き、広報で転職するまでになった人間のお話です。

就職活動、抱いた感情は「楽しい」

「就職できなかったらどうしよう。」学生当時、私は迫りくる就職活動に怯えていました。面接などへの苦手意識が強く、自信がなかった私は周りより少し早いタイミングで就職活動を開始ました。

「え。書くことないねんけど。」早々にぶつかった壁、"自己PR"
「なんかしなやばい。語れるエピソードないわ。」そう思ったことが私の大学生活を充実させます。(笑)

ゼロイチで何かを作ることが好きだったので、ファッションショーを運営する学生団体に参加。アルバイトは、焼肉屋を4年間やり遂げると心に決め、他にも働く経験をしてみたくて、短期でアパレル、コールセンター、コンビニ、たこ焼き屋さん、ビアガーデン、カフェ、書類整理、警備員などもしました。ウィンタースポーツが好きだったので、サークルはスノーボードに所属。登山系滝めぐりしてみたり、英語話せないのに突如留学を決め中国人とルームシェアしたりしました。

何かを始めるきっかけは自己PRの材料だったというちょっと変わりものですが、色々な経験で友達も一気に増え家には寝るためにしか帰らないくらいには忙しく、華の大学生ライフを過ごしていたと思います。チャレンジ精神、向上心、継続力色々な材料を武器にできた私は、興味ある説明会や短期インターンには積極的に参加しました。私の知らなった企業が世の中にはこんなにたくさんある。知らなかったことを知ることがとっても新鮮で刺激的で、いつしか就職活動が楽しいそう思っていました。

——この時、広報という職種は全く知りません。

1年後、働いている姿が想像できる会社へ

私の就活の軸は「ITベンチャー」「人」でした。ITベンチャーに絞って選考を受けることは、検索フィルターをかけるだけなので全く難しいことではなかったのですが、「人」が難しい…。『社内の雰囲気を一言で現すと?』など社員に関する質問をネットで調べていっちょ前にしてみたりしましたがどの企業も魅力的な回答が返ってくる。そらそうだ。"その人"にとっては働きやすい会社であり、仮に問題があったところで選考中の学生に言うわけがない…。

自分の目で確かめるしかない!と思い、懇親会と言われるものに参加するものの、人事担当者の方しか参加されておらず、いまいち掴めない。今となっては、いち社会人が学生のために数時間を奪われることがどれだけ大変なことか理解できます。でも当時は「社内の人に合わせてくれないなんて怪しい会社だ!!!!」と思っていました。(すみません…)

そんな中、千株式会社は、職場体験ができ自分の目で社内の雰囲気を見ることができ、"1年後、働いているイメージ”を持つことができたことが1番の決め手となりました。自分の座席までここかな~とか妄想を膨らませていました(笑)千のメインサービスは先生に費用負担をかけることなく業務負担の軽減に繋がることにもとても魅力に感じていましたね。

——この時、広報に興味を持ちだします。正確には"広報"が何かはわかっておらず、会社情報を社外へ発信する業務に興味を持っていた感じです。就活期間調べても調べても会社の雰囲気が伝わるような情報がでてこない…人手不足まで考えていない私はまたしても「会社情報だしてないなんて怪しい!!!」と思ってしまっていました。(すみません…)生意気ながら素敵な会社のサービスや社内の雰囲気を発信しないなんてもったいないな...そういう仕事に携わってみたいなとぼんやりと思っていました。

憧れの"広報"に入社2ヵ月でなぜなれたのか?

就職活動時受けていた企業は、営業職で就活をしていました。もちろん、千株式会社にも営業職で入社しました。私が広報をしているのはタイミングがよかったからです。

入社2か月目の時に、会社として広報を置く話が上がっており、私を含む何名かに「広報やってみない?」と声がかかりました。人事責任者が(のちに私がめちゃくちゃお世話になる上司)が、私が就活時期に広報に興味をあることをぼそっと漏らしたことを覚えてくれていたそうです。

「はい!やりたいです!」

この即答が功を奏したのか、やる気を買ってもらい憧れの広報に就くことができました。

私のキャリアプランは(当時社会をしらない大学生だったので、あくまでも漠然としたキャリアプランです。ご容赦ください。)営業職3年、営業力をつけて広報へという道を描いていました。もちろん会社側の大人の事情もあったとは思いますが、新卒の私に広報への道が開かれたこと、広報担当者がいない会社で私に広報の道が開かれたことは、ラッキーの何者でもありません。私はなんて、なんて幸運な人間なんだ・・・とニヤニヤが止まらなかったことを今でも覚えています。(笑)

「じゃ、明日から広報専任ね」「私の心の声)お!早!まじか!」ベンチャーらしいスピードで右も左もわからないまま、社会人の作法もままならないまま、それでも不安より楽しみな気持ちを持って私の広報人生がスタートします。

広報は「キラキラしている職業」という勘違い

就活時の私の広報への認識を記載しましたが、社会人になってすぐに知識が増えるわけもなく、広報を知ることから始まりました。

当時の私は広告・宣伝・マーケティング・広報違いがわからない。広報のイメージは、「キラキラしている職種」華やかで楽しそう、SNSをやってる人、取材対応をする人。きっと、広報されてる方が1番ふざけるな!!!と思うであろう思われがちなイメージをそのまま私ももっていました。"(広報に限らず)キラキラ見える職種ほど、泥臭く大変な仕事や地道な作業が多い"という話を聞いたことがありましたが、まさにそうだなと今では思います。

そもそも、キラキラとは何だろうとも冷静に考えつつ(笑)数年広報に携わってみて思うことは、業務の大変さ云々はおいておいて、広報職は社内外問わずたくさんの方と連携しながら仕事を心から楽しんでいる(=キラキラしている)人が多いんだろうなということです。

「会社のファンを作りたい」という野望

新卒が1人専任広報だったわけです。やる気だけで、実際何をしたらいいのか、何を知ることから始めるべきなのか本当にわかりませんでした。私が1番最初にした広報らしい業務は「メディアの人にアポを取って会いにいくこと」(メディアリストを作ること)。メディアリストといわれるものがあるわけではないので、社長の知り合いや、社長の名刺交換相手と人脈を作るべく手当たり次第に連絡をさせていただいていました。相手は社長と面識のあるクラスの方々、こんんなに早く経営者の近くで仕事ができるとは・・・若干の優越感と、多大なる緊張感。話している内容にもついていけず笑顔でいることが精いっぱいの日々でした。でもそれしか出来ることがなかった(わからなかった)のでただがむしゃらに会いにいける人にはどんどん会いにいきました。会社を代表しているのに上手く話したりできない...。重圧を勝手に感じ連絡することが臆病に差し掛かりかけていたタイミングで、コノ行動が花を咲かせ始めます。初めての取材獲得は、日経産業新聞。

広報は横の繫がりが大事だよ」と先輩に教えてもらったことが理解できるようになったのは、着任3ヵ月目くらいだったと思います。広報繋がりから紹介などで「人脈」が広がっていき、広報の進め方を教えてもらったり、質のいい情報(例えば取材募集情報)などが耳に入ってくるようになったり、「露出」に結び付くことが加速していきました。自分の手で足で動いて取材を獲得する成功体験は自信と化し、1人でも会社を知ってくれる・ファンになってくれる人が増えることに私は並々ならぬ喜びを感じていました。その他にもSNS運営など色々なことにチャレンジさせてもらい、学生時に抱いた「素敵な会社情報を発信したい」思いが叶いはじめます。私が大事にしていたというか、野望として常にもっていた"会社のファンを増やす"ことは、社外だけでなく社内にも(社員にも)。私が広報できているのは、他の社員がいるからであって、恩返しも込めてましたが、自社がテレビに映ったり新聞にのったりすることで改めて良さに気付き、エンゲージメントが高まることへ貢献できればと僭越ながら思っています。

これが私の広報キャリアのスタートでした。noteではアウトプットもかねてこれから色々と綴れればと思います ^^

明日からは新たな職場で広報を担当する予定です。まだまだ出来ていないことがたくさんあることと、今まで独学だった分、イチから学びなおす姿勢で!変わらず温かく見守っていただけると幸いです。

木村綾乃
□Twitter:@ayanopr


余談)最初にやってよかったこと、やるべきだったこと

最初にやってよかったこと、やるべきだったと反省していることは、たくさんありますが、私と同じような右も左も分からず広報になった方がいらっしゃれば、いち参考になればと思い着手しやすいことをちろっと抜粋してみました。


l人脈づくりのために、セミナーや交流会に片っ端から参加する
着任後すぐで人脈がない時はコレに限ると思います。私は、peatixで検索し、無料で参加できるセミナーには片っ端から参加し、参加者の方と名刺交換して広報の人脈を増やしていきました。もちろんセミナーでの知識のインプットもできるので(本来はこちらがメイン)一石二鳥です。
※私も自身の困った経験を元に横の繋がりを形成できる場として広報の集いを運営しているので、是非チェックしてみてください。

lTwitter
私が開始したのは3年目ですが、Twitterはもっと早く開設すべきだったなと思いました。情報感度が高くなったことと、会社をダイレクトに知ってくれる人が増えるからです。広報にとっては重要なことですよね。Twitter経由で取材を獲得できたことも何度かありました。特に1人広報は社内に広報がいないので、社外の人の活躍に刺激をもらうという意味でもすごくいいと思います。絶対やるべきことにあげたい!

l広報の目的を明確にする
何のために実施するのか目的を経営者とよく話し明確にしておくべきです。会社の状況によって様々だと思います。私はできていなかったので、何のために広報をやっているのか、その業務を成功させた先に何があるのか、迷ってしまったことがありました。決まっていると目標も決めやすいですよね。


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