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「ままだいすき」、いつまで言ってくれるかな



今年、小学校1年生になった長男。
入学したばかりの頃は通学路の途中まで送りとお迎えをしていたけれど、6月に入った頃から帰りのお迎えをなくしてみた。

うちはオートロックマンションかつ今は私が育休中で在宅しているので、帰ってきたらマンションの集合玄関のインターホンを押してもらう仕組み。
ピンポンを押せるのも新鮮で楽しいみたいで、「ふぅ〜」と大人顔負けの一息をつきながら玄関に入ってくるのを微笑ましく迎えていた。
長男が帰ってくる時間はちょうど娘がお昼寝している時間であることもあって、勝手に帰ってきてくれるなんて楽すぎる〜!と喜んでいたところ。

昨晩寝る前、お布団に入り、おやすみのハグをしているときに長男が言った。
「でもまま」(脈絡なく「でも」で話し始めるのが長男のクセ)
「がっこうからかえるときに、ままがたってないと○○(名前)さみしいんだよ」
突然のI miss you。
急にどうしたどうしたと理由を探ってみると、どうやら心細くなったよう。
というのも、うちから少し離れたところで殺人事件があったので、学校でも注意喚起がされた。
さらに犯人がまだ捕まっていないということもあり、子供心に不安感が高まったみたい。
急に不安になったのか、実は前々から思っていたのかは永遠の謎。
「だからね、おむかえにきてよ」
怖がりの長男らしい思考回路。

そう言われては、行くしかない。
内心正直なところ、めめめんどくせー!と思っている。
せっかく毎日のお迎え生活から解放されたのに!

…でも、そんなことができるのも今のうちだけ。
来年から復職したら物理的にできなくなるし。
そして、そんなかわいいことを言って母を求めてくれるのはあとどれだけなんだろう。
そう思ったら、YES以外の答えがなかった。

うちは現在夫単身赴任によるワンオペ中。
長男が2歳の頃にも単身赴任期間があったこともあり、男の子はママっ子になりがちと聞くけれども長男は普通以上にママっ子だと思う。
「ままだいすき」
「ままあいしてる」
「ままとけっこんできないの、かなしい」
毎日何度も言われ続けて当たり前になってきたこの言葉たちも、いつか全く聞けなくなるんだなぁ。
全然当たり前なんかじゃないんだな。
とりあえず、愛の囁きは早めに動画に撮っておかなくちゃ。

そうして、今日もお迎えに向かう。
愛する息子のために。

ママも、キミのことを世界で1番愛してるよ。
「あいしてる」って言ってくれなくなったとしても、やっぱりママはきみのことを愛してる。


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