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生きがいをありがとう、おちょやん




はぁ。
ついに。
ついに、終わってしまった。

ここしばらくの私の生きがいとなっていた、
おちょやんが最終回を迎えた。
視聴率がどうのこうの言われていたようであるが、
世間様の評価は私には関係ない。
放送の途中からあれよあれよとハマってしまい、
ついにはAmazonプライムビデオの
NHKチャンネルを申し込んで
1話から見直すということまでしてしまった。
まだ道半ば。鶴亀家庭劇の辺りまで見たよ。
月990円…お、惜しくなんかないさ。

放送開始当初は妊娠後期。
臨月間近で少しバタバタしている時期だったため
一切見ていなかった。
が、実家では両親そろって朝からおちょやんを視聴しており、
出産前後に実家に里帰りしていたことから
おちょやんは静かに、するりと私の生活の1部になっていた。

なんせ途中参加だったので、
細かいストーリーはよくわからないながらも、
トータス松本のテルヲ役がなんせ強烈だった。
見た目も、中身も濃い!なんなら演者も濃い!

篠原涼子が脇役(重要な脇役だけど)だったのも衝撃。
だって、昔は当然のように主役級だったのに。
いやー、お互いに年を取ったってことだなぁ。

また、いわゆるヒーロー的な役が誰なのか
よくわからなかった。
成田凌演じる一平がそういう役回りなのかと
予想していたけれど、
まともに見始めたのが京都編あたりだったため、
もしや助監督の小暮さんがヒーローか、とも思っていた。
京都編は一平の出番少ないからね。

一番印象的なのは、やはり、大きくなったヨシヲとのエピソード。
絶対泣いちゃう。
毎日録画して、その日の分を見終わったら
消していっていたのだが、
ヨシヲとお別れする回は保存版として消せずにいる。
満州でもう一度出てきた時は嬉しかったなぁ。

最後の京都編もよかったね。
つらいことがあった後で、
千代が常に悲壮な顔をしているけど。
ここはなんせ栗子さんがよかった。
まさかあの意地悪継母がこの最後の最後に
キーマンで出てくるとは!?
予想だにしなかった。
最後の方、栗子さんの亡くなるフラグが立ちすぎていて、
いつバタリといくか気が気ではなかった。
(フラグ立てまくりの割にあっさり亡くなったけどな…)

5年前、長男の育休中も、べっぴんさんにハマっていた私。
ファミリアが元々好きだったというのもあるけど、
やはり大阪制作の話の方が好きなのかも。
おちょやんのおかげで、大阪弁がかなーりきつくなってしまった。

おちょやんの感想を言い合える相手がいないので、
朝ドラに続くあさイチで
博多華丸・大吉がもらす感想を聞いて、
うんうん、わかるーとうなずく毎日だった。
あの感想、ネタバレしない程度に
視聴者の共感を誘わないといけないの、
すごい大変だよなぁー。

テルヲが出てくると、常に展開がきな臭くなるため、
長男はテルヲが出る回が怖いらしい。
「テルヲが出ないなら、見てもいいよ」という始末。
いや、出ようが出まいが見るわ!
でもあまりに「テルヲが出るかチェック」が厳しいため、
長男が学校に行ってからこっそりしか
おちょやんが見れなくなった。
(見てるとテルヲテルヲうるさいので)

そういえばあるとき、学校に行く前に長男と
みいつけた!を見ていたとき、エンディングの歌が流れた。
トータス松本の「あっというまっ!」、なんなら彼の本業である。
流れてきた歌とともにご機嫌で鼻歌を歌っている息子に、
「この歌歌ってるの、テルヲだよ」と言ったら、
顔面蒼白になってしまった。

テルヲの置き土産は、まだまだあとを引きそうである。

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