母との過去を乗り越え、5年ぶりの帰省をします!

私事ですが、

5年間、帰っていなかった沖縄に帰省します。


2泊3日の短期間ですが、

私にとっては大きな節目の旅。


「原点回帰」

そんな言葉が急に浮かんできて

2週間前に決定した旅です。


私が、なぜ5年も帰らなかったのか?


実は私にとってはあまり

楽しい気持ちにならない出来事が

5年前にありました。


では、なぜ5年経った今帰ろうと思ったのか?


そんなお話も含めて

お伝えします。

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ちょうど、2017年を迎える年末年始でした。


その時の帰省時に起きた

母との出来事がきっかけで

その後5年間帰省することを避けてきました。


帰省時は、いつも実家ではなく

ホテルに泊まるんです。


その理由は一言では説明はできないので

また機会があればお伝えしますが、

宿泊先から離婚して別々に暮らしている

両親のところにそれぞれ訪問する。


十数年前からずっと

そんな味気ない帰省をしていました。

私は10代の頃から母親との関係性に

悩み・葛藤しながら過ごしてきましたが、

母の事を心の奥底では

大事に思っていました。

その時も、孫の顔をみせようと

子ども達を連れて母の元を訪れ、

その後に父の元を訪れました。


父と一緒にパターゴルフを楽しんでいる時に、

さっきまで会っていた母から

電話が鳴ったんです。


電話をとると

母「あんた!お父さんと一緒にいるの?」

私「うん。一緒にいるよ」

母「・・・もう二度と帰ってくるなよ!!!」


突然です。すごい剣幕で、

何の前触れもなく・・・


しかし、私は母が怒っている理由に

すぐ気がついたのでそのことに

驚きはしませんでしたが、


声を荒げた母の

その言葉のあとに続く言葉を聞くことなく

静かに電話を切りました。


私の中で、それまで何十年も我慢してきた糸が

プツンと切れた瞬間でした。


ただただ、ショックだった。


その後のパターゴルフは

心ここに在らずで

殆ど覚えていないくらい…。


母はずっと、私が父と連絡をとること

父と会うことを嫌がっていました。


自分の味方をして欲しい

何年もそう要求されてきました。


敵とか味方とかって何?

「お母さんはそう思うんだね」

って母の話を聞いてあげるだけじゃダメなの?


そんな思いは到底受け入れもらえず、


「父も母も大事」

と言う私の気持ちを

母は許してはくれませんでした。


電話をとるといつも何かに怒っている母

父の愚痴をどれだけ聞いても満足しない母

物心ついた頃から、

ずっと聞かされ続けてきた父の悪口。

それでも私が大人にならなくちゃ・・・


そう思って頑張ってきた私の中の何かが

プツンと切れた出来事でした。


その時、私は父に

「もう二度と帰らないから・・・」

そう言い残して徳島に戻ってきました。


あれから5年。

父とは徳島で何度も会っていますが、

母からの電話には1度も出ていません。


この5年の間に、私の実家と呼べる家は

母の手で売られてしまい

母が今どこに住んでいるのかもわかりません。


この5年間、私自身色々なことがありましたが

振り返ってみると、5年前のあの出来事以降、

初めて私は自分自身の内面と

向き合うことができるようになり、

本来の自分を取り戻すことが

できるようになったと感じています。


10代の頃は

ずっと母の要求に答えてきました。


幼少期の頃から、母は私に対して強い

束縛心・執着・独占欲を持っていました。


このままでは私は自分の人生を歩めない。


そう無意識に感じていたのか、

母から逃げるように沖縄を飛び出した

22歳のとき。


でも、距離は離れても

心はずっと母に囚われたままでした。


そのことを本当の意味で自覚したのは、

母に対してのプラスじゃない感情を

随分と手放し、心が軽くなって

フラットに考えることが出来る様になれた

最近のことです。


その事に気づいてからは

私自身が何十年も生きにくいと

感じてきた感情の根底には

いつも母との過去が

絡んでいたりしている事に気づき

冷静に分析できるようになりました。


あの時は本当に辛かったけど

今は、たくさんの事に気づけた

私にはとても意味のある

大事な5年間だったと感じています。


あの出来事がなかったら

自分自身にも

自分の人生にも向き合えていなかった。


◎いつも悲観的な母を心配する私

◎母の期待に応えて喜ばせたかった私

◎母から愛されたかった私

◎母の期待に応えない私は良い子でないという思い

◎私は親孝行じゃない娘なんだという思い

◎母にかけられた言葉で傷ついた心


全てに真っ向から向き合って

前に進んでこれたのは

あの出来事をきっかけに

母に寄り添おうと必死に頑張ってきた私を

やめることができたから。


あの時、母の方からみえないへその緒を切って

くれたことに、今は心から感謝しています。


自分に向き合うことをしていなければ、

今もあのときのまま、プラスじゃない気持ちを

手放せていないままの私だったと思います。


今は、100%ではないかもしれませんが、

フラットな気持ちで

母の幸せを願っている私がいます。


そして、母の幸せを願い

母には合わないと決めている私がいます。


勿論これから人生何がどうなるかなんて

わかりません。


この5年間で、

私は自分自身を受け入れることが

できるようになりました。


そうすると、家庭の雰囲気も

一気に温かいものに変化しました。


自分の人生を生きる!


当たり前のことだし、

当然そうできていると思っていたことが

違ってたことに気づいた時から

私の人生は180度変わりました。


今回は

「もう帰らない・・・」

そう言ったあの時の私自身を癒す旅。


過去の私自身に感謝する

私の家族に感謝する

古き友に感謝する

原点回帰の帰省をします。

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ここまで

お読みくださいましてありがとうございました(^^)

私のこの経験が、

どなたかの何かのヒントになれば幸いです。

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