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バリ島のバトゥール山に登った話

2020年8月の中旬。

バリ島のキンタマーニ高原にあるバトゥール山のサンライズトレッキングツアーに参加してきたんですよ。

実はバトゥール山に登って感じたことはたくさんあって。

少しずつ話ができればと思う。

ツアーの詳細はこちら

記事でも紹介している通り、今回のトレッキングツアーはちゃんとガイドさんをつけて参加しました。

今思ったら、ガイドつけてなかったら遭難してたな。笑

バトゥール山ガイド業の現在

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バトゥール山のガイドさんはキンタマーニ地域出身者のみ。

これは地域のルールで決められています。

ガイドさんは私と同年代の男性でした。

「実は、久々のトレッキングで。3月の自粛要請が出てから半年ぶりのバトゥール山なんだ。」

山を登り始めの私にまだ余裕があるときに、ガイドさんがこのように話してくれました。

「お客さんがたくさんいるときは、毎日山を2往復するんだよ。」

「今は野菜を作って売ってるよ。」

「久々の山のぼりで僕もしんどいや。笑」

「早く前のバリ島みたいに戻って欲しいね。」

こんな話をしながら、足が上がらずぜぇぜぇ息を切らしている私を励まし山頂まで案内をしてくれた。

観光業とバリ島

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観光客が少なく移動しやすいこのタイミングで色々な観光地に行こうと思って。

バトゥール山のトレッキングに参加したのもその1つ。

他にもたくさんの観光地に行ったんですが。

でも、どこへ行ってもいい話はなくて。

その度に、あぁつらいな。

何かできひんかな。

と思いながら、結局大したことができないまま時が過ぎてる。

そんな中、SNSやウェブサイトから

「いつバリ島に行けますか?」

「ビザはどうしたらいいですか?」

「バリ島の状況はどうなっていますか?」

「友達、恋人に会いにバリ島に行きたいのですが何か方法はありますか?」

正直こんなことを聞かれると吐き気がして。

きっと日本にいたら、今のバリ島の状況なんてわからないからしょうがないよな。

じゃないと、こんな能天気なこと聞かれへんよな。

観光地の店は閉まり。

人がおらず、整備のされていないレストランやホテル。

家族をどうやって食べて生かそうか悩んでいる人。

再開の目処が立たないホテルの営業。

こっちは明日生きるのに必死な人がたくさんいて。

明るいバリ島の人たちが日に日に曇っているのを身近に感じながら、

「バリ島に行きたい」としか言わず、自分のことしか考えられない遠くの日本人の話を聞く。

今は政府が規制をしている以上、外国人観光客受け入れについては誰もどうする事もできない。

そして、バリ島にいる誰もが、早く観光再開を望んでいる。

今、私にできること

ガイドさんとお別れする時、チップを少し多めに渡した。

「ガイドの仕事をしてお金をもらえるのが久しぶりだから。本当に嬉しい。」

なんども振り返ってありがとうって言ってもらって。

こちらこそ。

安全に山頂まで連れってくれて、こんなに綺麗なサンライズを見せてくれたことに感謝しかない。

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自分のできる範囲でできることをする。

まずは手の届く範囲でもいいから、困っている人がいたら助ける。

そして、自分で健康管理をする。

怪我や病気には十分気をつける。

一人でも多くの人がこの状況を乗り越えられるように。

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