架空OL日記

イッセイタカハシに飽きた。
彼がいつまでも髪を切らないからだ。

おそらく春ドラマとNHKドラマの川端康成（オールバックの白髪ボンバーなイメージ）の役作りのためだと思うが、前髪を下ろしていないイッセイタカハシにもう用はない。

彼のために契約したNHKオンデマンド（プリンセスメゾン、岸辺露伴は動かない）とparavi（凪のお暇）をどちらも解約して、Huluに再契約した。

架空OL日記を見るためである。

さほど期待していなったが、めちゃくちゃ最高である。『幸せとはなにか』の解は、架空OL日記にあると思う。

東京のちょっと小さめの駅、練馬駅（練馬駅のことはよく知らないが、新宿や銀座ほどキラキラしていないことはわかる）が通勤駅で、職場は銀行。しかもメガバンではなくて信用金庫寄りの金融機関だと思われる。

帰りに同僚とアトレ（これもよく知らないが、ルミネほどキラキラしていないことはわかる）に寄って、お化粧品を買ったり、吉祥寺駅？近辺の飲食店やジムに行って、同僚と適当な会話（食事中に排泄物の話も平気でする。練馬駅だし、女同士だから無問題）をして、都内の実家に帰る。

なんて素敵な生活。贅沢。幸せの到達点。

『贅沢』とか『幸せ』の正解ってよく分からないけど、これが幸せの最適解なんじゃないかと思う。

ジムのトレッドミルで適当に走りながら、
『まだ50kcalしか消費してないとかありえなくないですか？』
『ありえない。絶対500kcalは行ってる。でもそう言っちゃうとみんな頑張るのやめちゃうからね』
『あー絶対それですよねー』

みたいな適当な会話がしたい。
昼間にハンバーグが食べたいって大騒ぎしたくせに、いざハンバーグ店に連れて行ってもらったら、平気でステーキ丼を頼んだりして同僚につっこまれたい。

あと臼田あさ美が美しすぎる。
『さえちゃん』役の、いかにも末っ子O型気質みたいな女の子にもなりたすぎる。

幸せってこれだ。
ラストまで見るのがマジで嫌なドラマを見つけた。
原作があるなら読んでみよう。