見出し画像

「時間は作るもの」って言うけれど、そんなの無理だと思っていた

時間は作るもの。そういう風に何度も聞いてきたけれど、ぶっちゃけ作れなくない?と、思っていた。

特に、自分に子どもが生まれて、自分ひとりの自由な時間がなくなってからは特にそう思うようになった。ひとり暮らしだったら、自分の生活の仕方なんてどうにでもなる。でも、結婚して子どもが生まれるとそうはいかない。起きる時間、ご飯を食べる時間、トイレに行く時間、寝る時間、生活の全ての中心が子どもになる。わたしの思うままに自由な時間を過ごせることなんてほぼ存在しない。

日中は娘ちゃんに合わせて生活をする。朝から掃除をして、掃除が終わればお散歩に出かけ、お昼前に帰宅してお昼ご飯、お昼寝の後におやつを食べて、夕方になれば夫の帰宅時間に合わせて夕飯の準備をする。合間に娘ちゃんと遊びつつ、名もなき家事を片付ける。隙間の時間で仕事もする。そうこうしているうちに、あっという間に1日が終わる。毎日その繰り返し。今の生活に満足はしているものの、どうしてもひとりの時間が取れなくて、自由に動けていた過去の自分のことがどうしても羨ましく感じてしまうこともある。

そこで、根本的な生活の仕方を朝方に変えてみた。

というのも、昔から夜よりも朝の方が集中できると思っていたから。今までは家族みんなが寝静まった後の深夜帯を自分のひとり時間としていたけれど、それを辞めて、朝型の生活にしようと心に誓った。だって多分、わたし朝型だから。夜型朝型診断をしてみても、ちゃんと朝型に分類されていたから。

朝型夜型質問紙結果より

というわけで、夜は遅くとも23時までに就寝(することを目標に)し、朝は5時半に起床(することを目標に)するようにした。この生活を始めて、もうすぐ1ヶ月が経とうとしている。今まで何度も「朝型の生活をするぞ!」と思いながら挫折してきたけれど、なぜか今回はこのサイクルを続けられている。

なぜ続けられているのかと言うと、ただひとつ。朝に起きなければならない理由が明確にあるから。

今まで深夜帯に仕事のメインの作業時間を、朝に変えた。つまり、朝起きなければ作業が全く進まないことになる。少しでも寝坊してしまえば、作業する時間が短くなってしまう。時間が短くなってしまったら、〆切に間に合わない可能性だってある。なので、朝起きないわけにはいかない。朝起きるためには、夜早く眠る必要がある。夜更かしなんて、ただ自分の睡眠時間を削っているだけなのだ。

というわけで、朝に起きなければならない理由を作ったら、朝型の生活ができるようになった。朝型の生活をしていたら、仕事が全部朝に終わるので、日中に余裕が生まれるようになった。

そこで、日中の娘ちゃんのお昼寝タイムに、自分の自由時間が生まれた。

子どもが生まれてもうすぐ3年。ようやく、自分のひとり時間を取り戻したように思う。

この朝型の生活は、自分が努力して手に入れた生活習慣だ。まだ1ヶ月しか経っていないから、今後どこまで継続できるか分からない。だけど、この生活をして生まれたひとり時間は、間違いなく自分の手で手に入れた自由時間なのだと思う。つまり、これは自分で作り出した時間なのだ。

ということは、時間は自分で作るもの、というのもあながち間違いではないのかもしれないな、と思った。30年生きてきて初めて、「自分で時間を作った」と言える生活を送ることができている。

今後また、我が子の成長やライフステージによって生活リズムの変更を余儀なくされるタイミングはきっと訪れるだろうけれど、それまではこの生活リズムを限りなく続けられたらいいなと思う。


そんなわけで、今日もおつかれさまでした。



サポートいただいた分は、なんだかちょっとときめくものとか、心がうきうきするもののために使わせて頂きます。それをまた、noteに書いてみなさんにお裾分けできればいいなって思ってます。読んでくださってありがとうございます。