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感じ方は人それぞれだと思うからこそ

夜道を1人で歩くのは怖い。
なんなら、1人じゃなくても怖い。

でも、その夜道が怖いの感覚って、人によって違うなぁと思っている。

昨晩、夕飯を食べた後に旦那に「お散歩しよう」と誘われた。
健康のために身体を動かすのは大事だと思っているし、歩くことは賛成なのだけど、気がかりなのはどこを歩くのかということ。

夜、暗い道が怖い。夜、人通りの少ない道が怖い。
やむを得ない事情が無い限り、そういう道は歩きたくない。
たとえ1人じゃなくて、旦那が一緒だったとしても。

まず大前提として、街灯の少ない暗い道は怖い。薄暗いとどこに何が潜んでいるかわからないし、自分の身に何か危険なことが起きたとしても、街灯があって明るい道に比べたら、発見してもらえる確率が下がる。
そして、人通りが少ない道も。たとえ街灯があって明るかったとしても、誰も通っていないようなシンとした道は、なんだか心細くて不安な気持ちになる。ここで不審者と遭遇しても誰も助けを呼ぶ人もいない、なんてことになったらと思うと。
街灯が少なくて暗い×人通りの少ない道になんかなるとこれはもう本当に避けたい。

過去に、ストーカーにあったことがある。1度じゃない。何度もある。
不審者に遭遇したこともある。これも1度じゃない。何度もある。
それは街灯も多くて明るいけれど、人通りの少ない道だったこともあった。夜じゃなくて真昼間だったこともあった。
何か危害を加えられたわけでもなく、わたし1人が怖い思いをしたくらいで済んだから良かったものの、もし万が一何かあったら、そういう時はどうしたらいいのだろう。
だから、嫌なのだ。夜に1人で出歩くことも、1人じゃなくても暗い道を歩くことが。


でも、こういう気持ちって、旦那にあまり理解してもらえない。
「暗い道が怖い」って言っても「いや、街灯いっぱいあるから明るいやん」って。「人通りが少ない道が怖い」って言っても「ほんまに都会っ子やなぁ」って。
どうしてわかってくれないんだろう……って思うのだけど、これはきっと仕方ないんだと思う。だって彼は経験したことないのだから。夜道、知らない人につけられる怖さが本当はどんなものなのか、どれだけ不安で、どれだけ心細くて、どれだけ自分の身を守るのに必死になるのか。体験したことのある人にしか、本当の怖さってわからない。だから「そんなに心配しなくても大丈夫でしょ」って思えるのだ。

でも、何も彼に限らない。みんな、自分が経験した以外のことは想像の範疇を超えてしまう。
きっとわたしだってそうなのだ。わたしには「そんなの大丈夫でしょ」って思えるようなことでも、誰かにとって本当に嫌だと思うようなことってたくさんあるに違いないと思っている。

大切なのは、自分の感覚はスタンダードではなくて、世の中には色んな感じ方をする人がいることを受け入れることなのだと思う。そして、自分の思う感じ方を、ちゃんと伝えることなんだと思う。

わたしはこの「夜道怖い」問題について、自分の気持ちをちゃんと彼に伝えてこなかった気がするな。ただ怖いって伝えるだけじゃなくて、どういう背景があって、どんなことがあったから怖いと思っているのか。わたしはそれを伝えもせずに「分かってもらえない……」と思っていたんだ。
また今度、彼にちゃんと伝えてみようと思う。ちゃんと話せば、彼ならきっと理解してくれると思っている。



そんなわけで、今日もおつかれさまでした。



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