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焼き芋が食べたい

ここ数日で朝夕と肌寒くなってきました。
秋の訪れを感じる中、焼き芋が食べたくなってきました。(あつくてホカホカで甘~い焼き芋が食べたいです)
そこで学生時代のセルフ焼き芋の思い出コラムを書いてみることにしました。

(学生時代の思ひ出)

高校時代のお話しです。
私は造園デザインなどの設計・施工を学ぶことを専門とした高校に通っていました。
専門的なことを学ぶ学校なので、英語や数学、国語と言った普通科目の授業は普通高校よりも少なく、その分造園建築や施工関連の授業が多くありました。
今回はそんな私の過ごした学生時代の秋冬の楽しみのお話です。
当時の私の放課後の楽しみは焼き芋でした。


セルフ焼き芋

(専門がある学校は普通高校と違う)

私は高校から専門がある学校に通っていたため、授業内容・校風共に普通高校とは異なる中で学生時代を過ごしました。

(焼き芋をする場所は当然校内に・・・)

造園の授業の中には「施工管理」と言った科目があります。そのクラスでは庭園や校内の樹木の管理作業を行います。授業内で剪定した樹木の枝等は校内の敷地に大きな穴を掘り燃やすか、粉砕機にかけてチップ状にしたりしました。私は肌寒い季節になるとよく放課後にこの枝を燃やす大きな穴に行き、一人で焼き芋を作っていました。

焼き芋をしていた大きな穴と言うのは直径4~5メートルある穴です。本当に大きいのです。私は穴の淵らへんにサツマイモを入れるのですが、その辺の火加減がちょうど良さそうでない時は小さな枝や落ち葉をとってきてうまい具合に焼き芋にちょうど良い火加減をつくったりもします。施工管理の授業で芝刈り機やグラインダーなどを使う高校生にとってはこんな作業はちょちょちょちょちょと終わります。
ちなみにサツマイモは学校の正門から1ブロック先にあるスーパーに自転車で買いに行き、アルミホイルはあらかじめ自宅から必要な分だけちぎって持参します。また、焼き芋を拾いあげる際のトングなどは造園関連の道具コーナーに行けばすぐに見つかるので準備の必要はありません。
そしてサツマイモを良い場所に置くと、大きなサツマイモがちょうどいい感じに焼けるまで部活をしながら待ちました。先生は「何やってるんだ~」と一応は聞きますが、「焼き芋作ってる」と言うと、「そうかそうか~」と言った感じで普通な行為として受け入れられており、その内誰も何も聞かずに、「芋ね」と言った感じで「出来たか~」と聞くぐらいになりました。

普通高校では放課後に校内で焼き芋を手ごろに作ることの出来る環境はあまりないだろうと思いますが、私の通っていた高校は敷地も広く本当に自由な校風だったので色々なことが許されていました。

おまけ

その後、私が二年生になってからは部活に後輩も入り、焼き芋が出来ると後輩も一緒に食べていました。今思うと後輩に私がはじめてごちそうしたものが焼き芋だったように思います。
「い~し、や~きいも~、焼き芋~」と言う焼き芋販売の音が聞こえる時期になると思い出す学生時代の思い出です。
学生時代は自分で作ることの出来た焼き芋も、今では出来たものを買うしかありません。(都内に住んているので玄関先で焼き芋を作ると言うわけにもいきません…)
今年の焼き芋販売車はいつ頃来るかな~と楽しみです。


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