新しい物語を書き始めました。


せっかくnoteという場所を手に入れたので、再録だけでなく、何か新しいものを書いてみようと思い立ったものの....。気合が入っているにも関わらず、家族との折り合いが悪くて深夜までひとりになる時間が作れなかった。

お気に入りのマグカップにお気に入りの珈琲を淹れ、ランチパックをお供に二階に籠る。ようやっと自分の時間になった。こんなことはブログに書く記事なのかもしれないけれど、まあいい。ウォーミングアップみたいなもんだから。


今回、執筆を始めたのはある女の子の高校時代から20代くらいまでの話。自分の好きな70年代~80年代の曲やアーティストを絡めて描きたかったので、設定がかなり昔になってしまった。想像妄想も含めつつ始めることになる。

参考にさせていただいているのが、当時の少女漫画。個人的に「おとめちっく路線」と言われるこの昭和レトロな漫画はけっこう好きなので。陸奥A子さんとか田淵由美子さんとか。ちょっと前の朝ドラのからみで、くらもちふさこさんも話題に上りましたが、この時代にはすでに絶大な人気を誇っていたようです。

男の子と女の子。プラトニックな微笑ましい関係。告白するしないのドキドキ止まらない切なさ。当時でも、週刊セブンティーンなどでは性的なネタを扱った漫画もあったようですが、りぼんや別マ紙上ではこんな可愛らしいラブストーリーが溢れていた時代です。


当時は一部でバンドを作る学生たちもいて、ハードロックからフォーク、ニューミュージックまでジャンルは多岐にわたっていたものの、ギターを弾くことが憧れであったことは今と変わらないようです。ギターに対する想いも書き進めていく場面があるかと思いますが、今回この書き始めた作品では、ピアノが主役になる予定です。

そして、ネットも携帯もスマホもない時代。少女たちはレコードを貸し借りしてカセットテープに録音したり、エアチェックといって、FMラジオなどから好きな曲を録音して聴いていたのです。レコードもラジオも、今もあるけれど全然媒体が違いますよね。ラジオが今より元気いっぱいの時代だったのかもね。数年前にオンエアされた「ごめんね青春!」というドラマで、ラジオ放送が扱われてましたけれど、あんな感じとか、ドラマ版のセカチューで、山田君演じる朔ちゃんが、綾瀬春香演じる広瀬にラジオを介してメッセージするシーンがあったあんな感じかと。(うろ覚えですみません)な~んかラジオがいい味出しているので、そういう設定も使ってみたいです。リクエストハガキとか面白そう。

携帯ないってことは、待ち合わせとか大変なわけですよね。しかも、家電(かでん、ではなくいえでん)しかない時代だったら、家族が出るかもしれない家電にかけて、呼び出してもらったりとかもするわけで。緊張するよね。そういう、不便だからこそのすれ違い行き違いとかもあったと思うのです。

そして、メールがない時代!LINEだってない。アナログですよ!手紙!

原節子とか小津安二郎とかが大好きな私は、昭和の暮らしとかもとっても興味あるんですけれど。


元々は漫画で描く予定だった話です。途中まで描いていたけれど、残念ながら原稿は行方不明で本人ももうずっと目にしていません。記憶を頼りに書いていこうと思っています。大筋はできていたし、しかも他の漫画とリンクした部分がある作品なので、けっこうな長さになります。イメージBGM、イメージテーマソングはオフコースだったりします。(小田和正さんがソロになる前の活動グループです)そしてこの原題は、同時期に活動されていたチューリップというグループの曲名である「青春の影」でした。青春、って言葉が当時過ぎて生々しいので、変更させていただいた次第です。


わたし個人は学生時代を東京・お茶の水で過ごしたもので、学生ものの舞台って、お茶の水あたりの雰囲気がイメージなんです。このお話の設定は九州にしてあるんですが。

ああ~、早く落ち着いたらまたお茶の水に入り浸って、そこで執筆したいものです。本当に。

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