導入備忘録⑯ 「バックキャスティング」と「フォアキャスティング」の間、正解のないブラックボックスに集中する

Ayako M

2021.7.13記

昨日はコーチの香苗さんにお願いして、設定した私たちのPurposeから、Purposeが実現した未来を描いて、それが起きるために何が必要か? を考えるワークショップ。

Purposeには4つの側面がある。(私たちはコーチの香苗さんにガイドしてもらって、True Purposeという方法で設定している)

  • Essence(私たちが存在することでその場にもたらす感覚)

  • Blessing(私たちが人に対して、繰り返し与えるインパクト)

  • Mission(私たちが達成を目指すこと)

  • Message(私たちが伝えていくこと)

の4つ。

私たちのMissionは、「生まれや育ちに関わらず、誰もが安心して自身の人生を生きていける社会を実現する」こと。

それが実現している状態って……と考えると途方もない感じがするのだけれど。それぞれメンバーの理想を抽象的にでも、実際に絵に描いてみる。(抽象的だからこそ言葉ではなく絵にすることで、表現のとっかかりにしやすくするそう)

今度は、それに対して現状はどうなっているんだっけ? を出していく。

のだけれど、ここで私たちのアプローチする社会的養護の「現状」について私たちの全員が同じように知っているわけではない、ということも組織の現状として確認する。

知らない人が自分で、あるいは知っている人から学ぶ、そのために必要なことやできることも話し合う。

内部でどのように学びの機会をつくり、理解を深めていくか? をプロジェクト化して理解を進めることになりそう、かな。

これは、内部で最初に始めることだけれど、私たち以外の人たちに何が起きているのかを伝えていく時にも同じ道を辿るはずで、そのプロトタイプでもある……

その現状に対して、それぞれが描いたMissionが実現している状態は、いつまでに起きるといい? と「時間軸」を置いて。

ではそれが起きるために、何が起きる必要がある? と逆算していく。

現状に対して、今私たちがやっていることも、どれだけ小さなことに見えようと、確かにその実現につながると思うからやっていること。今やっていること、今私たちにあるリソースから、何ができるのか? を考える「フォアキャスティング」。

いつまでに実現したい、という未来から逆算する「バックキャスティング」。

その間にあることは本当に難しくて、難しいからこそ今まで課題であり続けてきたブラックボックスでもあり。

Purposeに向かって実際に動いていく、私たちに何ができる? どうやってやる? を考えること、それがそのままこの先「事業としてやること」「私たちのとるアプローチ」になる。

メンバーの一人が、

「Purposeとかビジョンって、設定するけれど、暗黙として達成できないもの、みたいな感覚があった。そこに向かっていく、ってこうアプローチするんだ、って新鮮な感じ」

という感想を。

ほんとに、Purposeやビジョンは額縁にあって飾ってあるもの、という認識が私たちには無意識にあるのかもしれない。

私たちだけでは難しいのも明らかで。True Purposeを設定する上での重要人物(個々人にいる)、私のTrusted Sourceから言われた「自分たちだけでやろうとしない」という言葉を改めて思いつつ。


後日追記:

その後、無憂樹での仕事はひと段落して、メンバー構成が変わったこともあり、ホラクラシーをベースとした自己組織化組織での運営はいったん中断することになりました。
半年ほど運営して見えてきて、わかったこと、より今の現状にあったやり方を探していく、という考え方はこの半年共有してきたことでもあるな、と思います。
貴重な経験でした!

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