「キリングミーソフトリー」のこれまでと、これから。
はじめに★
この物語は僕の実体験を織り交ぜていますが、一体どこまでがフィクションなのかという辺りは曖昧にしておきます。異なる目を持つ主人公によってタイトル表記を変え、マガジンで前後に分かれていますが同じ世界、一続きの話です。
とはいえ別々の作品としても楽しむことができますし、読みやすいよう意識的に短く区切ってあります。
※キリングミーソフトリーの由来については映画、曲、口紅、内容、どう解釈しても構いません。海を臨むあの街の名は？故郷や好きな漫画など自由に思い描いて下さい。
きっかけと連載
イントロダクション2話＋400話、とんだ長編小説ですね。2021年の8〜12月にかけてスマートフォンのメモに綴りました。初の試みです。
僕はあらゆる音楽を愛しています。
楽器の演奏は勿論、ライブとフェスも趣味です。
子供の頃から通っていた大切な居場所を失いました。憧れのバンドマンはステージを去り、あのカルチャーを守りたくて、なのに無力で、それなら文章を書こうと。連載中に原動力のような存在が亡くなってしまい、以降は正直なところ精神的に辛かったです。不思議なことに日常生活で転ぶ度にコメントが寄せられて、持ち直しました。
稚拙な乱文ですみません。
公開するつもりはなかった、ただ、似たような気持ちだったり、膝を抱える人に手を差し伸べる為に届けることを決めました。
各話ごとに内容に合わせた曲を選んでタイトルにしています。それぞれの元ネタが何か？は僕からのクイズです。また、心惹かれる写真ばかりで、使わせていただいたクリエイター様に感謝申し上げます。この２つ🎧📷にどれが当て嵌まるか考えるのは実に悩ましくて楽しい時間でした(画像利用の停止か削除により、一部差し替えています)。
毎日駆け抜けるように複数回更新したにも拘らずスキをつけてくれたり、まとめて読む方が多く、支えられて、連載しながら〈お礼メッセージ〉を設定しようとして迷った挙句、ノーリアクションでした。言葉ではとても伝えきれません(もどかしい)。
なのでここに想いを込めて、いつもありがとうございます。 ※現在は随時変更。
前半〈DESTRUCTION〉
キリング・ミー・ソフトリーがタイトルです。
副題はダブルミーニングですが「福岡市博多区から参りました」……とは、薄々感じていたことでしょう。彼らのアルバムを聴いている時に話を思い付きました。
舞台はとある港町、主人公が高校生3年生から幕を開け、青春や趣味を中心に成長の過程が描かれます。登場人物にモデルはいませんが、なるべく全員にスポットライトが当たるように意識しました。脇役だとしても各自の人生では主役。
主人公を分かりやすく歌詞で表すなら
〈明日良い男になるわけでもないからさ〉〈幻をいつも愛してる〉〈君の全てなら僕が歌うよ〉です。かつてのライブやフェス、実在するバンドも出てきます。音楽が好きな方におすすめ。
後半〈SURRENDER〉
KILLING ME SOFTLYがタイトルですが、連載中はわざとI＝愛の文字を1つ抜いていました。
副題はマイナスな単語なようでそうではなくこれもまた音楽や考え方を基にしています。
前半に比べて進行速度が遅めです。
インターネットの世界では誹謗中傷が絶えません。
主人公はその被害者であり、他にも問題を抱えています。リアリティを重視して作ったのでなかなかキツい内容かも知れません。
恋愛と色々な意味での旅がテーマです。しかし、例えどこに逃げても過去だけは付き纏います。
生きる為に向かい、辿り着く先とは？
〈奇跡であふれて足りないや〉な主人公の名は僕が好きな複数の曲(特にジャケットが黄色いユリのあれ)から、花言葉を参考にキャラクターを生み出しました。
あなたが負った心の傷と痛みに寄り添います。
実は…？
ようやく戻りつつある〈最高の遊び場〉に愛を。
疲れ果て、少し休むとデータが飛ぶまさかの事態が生じ……番外編を書きました。
完結させて、これからは？創作を続けます。
おわりに★
このまとめ記事から一年経ちました
本当にありがとうございます
新しいことをやっていきたいです
僕はいつも〈あなた〉を思い浮かべて書きます
小説や詩を書いて、投稿する時はドキドキして、その感覚を保っていられる不思議
初めて音楽を聴いた日のこと、のような。
2024.3.12