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誰もがはじめは新人だったし、毎日が修行だった

今日から晴れて新社会人になられたみなさま、おめでとうございます㊗️新たな人生の門出に、夢や期待がいっぱいの方です!という方も、ただただ不安でいっぱいです!という方もいらっしゃると思います。わたしもそうでした😭このnoteでは、新人時代のエピソードをシェアしたいと思います💡

新人に与えられた仕事という名の雑用?

私の場合、新卒で入社したのがPR会社だったので、特殊ではありますが以下のようなことを、新人の雑用としてやっていました。
①新聞当番:新人の間で曜日ごとに分担し、会社に届く新聞や雑誌を1階からオフィスのある階まで運搬し、メディアルームといういわゆるライブラリーに整理するという役割です。これだけ聞くと、なんともなさそうに聞こえるのですが、ふつうの会社と違ってPR会社では、あらゆるカテゴリーの新聞や雑誌に目を通す必要があるため、一度にとんでもない量の媒体が届きます。特に連休明けの当番は、台車で何度か往復する必要があるくらいの量が届き、朝からいい運動になっていました。。。
②メディア研究:一人づつ担当の紙媒体が与えられ、その媒体に掲載されている記事の構成をくまなく分析するという役割です。例えば、その媒体に掲載されている全てのコーナーの洗い出しや、署名記者のリスト化など。これをやっておくことで、メディアキャラバンの際に、迷わずどこにコンタクトすべきか判断することができます。
③記者会見トレーニングの議事録係:これは、クライアントに最悪のシナリオを想定した謝罪会見のデモンストレーションの場を提供し、そのクリティークを記録する役割です。
振り返れば、①はアルバイトさんでもできるのでは、、、②はかなり残業が多い中で作業負担が多きかった、、、③は実務に直結するいい勉強をさせてもらったな!と思います。会社によっても、どんなことが新人のルーティーンになっているかはさまざまだと思いますが、のちのち役立つことがあるのも確かです💡


新人時代は想像を超えて大変

社会人になったら、自分の目標に向かってバリバリ働いて、仕事終わりにはアフターファイブを楽しんだりするんだろうなあと思っていました。しかし、現実はそんなに甘くなかった。。。そもそも、毎日8時間、週5日働くってこんなに大変なの⁉️という驚愕の事実からはじまり。好きでもない先輩や上司とコミュニケーションをとり続けなければいけないストレス。残業が月90時間を超え、意識が朦朧とすることも😵毎晩帰宅が遅く夕飯の時間も遅くなり、2年で8キロ近く太る事態に😱アフターファイブどころではありません。毎日が修行、1日1日をこなしていくのが精一杯でした。

実は新人を受け入れる側も想像を超えて大変

私は、これまで何人かの第二新卒を育成してきましたが、通常業務をやりながらの新人育成ほど大変なものはないと感じます。マネジメントだけをすればいいマネージャーならまだしも、プレイングマネージャーであれば、難度の高い担当業務をもちながら、メンバーを管理し、新人もフォローしなければいけない。しかも、新卒の場合はスキルだけでなく、マナーも1から教えていく必要があります。自分が新人だったときは、自分の教育担当の大変さを正確に理解することはできなかったと思います。もし、あなたの教育担当がプレイングマネージャーのような立場の人や、複数のミッションを与えられている場合、その人の状況を少しづつ理解しながらコミュニケーションを取ることが、互いにストレスがない人間関係の構築につながるのではと思います。

新人時代に私が上司や先輩からかけられた耳を疑うような言葉

いまはコンプライアンスの観点で企業統治をされている会社が多いので、みなさんがこんなことを先輩から投げかけられることはないと思いますが、約10年程前は違いました。こんなことがあったら、しかるべき担当者や人事に相談してくださいね。
「君はPRに向いてない」これは部門長が新人である私にかけた言葉です。今では、パワハラですよね。しかるべき立場にある人間が、まだ一年ほどしか業務を経験していない新人にかける言葉ではないはずです。
「そういう面倒なことは◯◯にやらせますから、大丈夫です」これは教育担当がクライアントとの会話の中で私を指して言った言葉です。クライアントに対して言葉のあやとして使ったとしても、私からしてみれば、この人がただめんどくさいと思う仕事を私はやらされるんだなと感じるのは当然で、不愉快でした。
「30時間以上の残業は上司が業務を調整します」これは人事が内定面談で言った言葉でした。でも、入社後、30時間以上の残業代が支給されたことはありませんでした。まだ企画業務もできない新人なので、完全に違法でした。
仕事は、理不尽なことだらけです。でも、もし上記のようなことに遭遇したら、ただの理不尽なのか違法なのかを見極めて、自分を守る行動をしてください。

あなたのそばにいる優秀な上司や先輩は本当に優秀なのか?

これまで3つの会社を経験していますが、複数の職場を経験して良かったなと思うことは、「本当に優秀な上司とはどんな人なのか」を知ることができたことです。会社によって、マネジメント層に与えられるミッションはさまざまですが「え、この仕事内容でこのポジションなの⁉️」と仕事の質と待遇が比例しないことに驚いたり、「この年齢でこれだけ任されてるの⁉️」と飛び抜けて優秀な人がいることにも驚かされたりします。
私がここでみなさんにシェアしたいのは「優秀な上司は、ただのワーカーホリックかそうでないかをよく見た方がいい」ということです。私の上司は、職場の中で最も優秀と思われていました。でも、いま振り返れば、仕事のし過ぎで体調を崩すこともあったし、マネージャーというよりプレイヤーとして優秀な人だったと思います。そういう人がマネージャーをしているとなにが起こるかというと、「ただただ下の仕事が増える」。上から下りてきたミッションをなんでもかんでも解決しようとします。メンバークラスも手一杯の状態で、こちらはもう無理です!と伝えると「じゃあ、私も半分やるから、もう半分はできますか?」という回答。これって、聞き方は相手を察してるように聞こえるけど、実はパワハラです。もう限界だと言っている部下に、わたしも頑張るからその限界を超えて頑張ろうというのは、相手に断りづらい状況に追いやってるだけ。なんの解決にもなってません。その上司が海外旅行先から担当業務の文字校正を外部委託先に送ってたのをCCで見たときは、ゾッとしました。みなさん、ワーカーホリックな上司は優秀とはいえませんし、休暇中に仕事をしてはいけません!

会社はあなたを守ってくれない

あなたが会社のせいで、どれだけストレスを抱えようと、それがあなたの後々の人生に大きな影響を与えようと、会社はあなたを守ってはくれません。少なくとも私がいた会社はそうでした。だから、限界を感じたらその場を離れてもいい!石の上にも三年という言葉がありますが、三年もそこにいたらあなたが壊れてしまうようであれば、そこにいる必要はないと思います。また、転職の前に部署異動や職種変更も選択肢にあるのであれば、それもいいと思います。

だいじょうぶ!

いろんなことを長々と書いてしまいましたが、ご安心を。わたしも新人時代は大変でしたが、今はプロデューサーとして、難なく国内外の第一線で活躍するクリエイターと仕事をしています。辛いとき、私は本にずいぶん助けられました。だから、いま書くことを始めたんだと思います。みなさんも、一人で悩まず誰かに相談したり、本に頼ったりしてみてください。大変な日々こそが、想定外の未来につながっています。自分で選らんだその入口が、すばらしいキャリアのはじまりと信じて!


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