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ドラマの監修をしたときの話:台本というものを初めて手にして気づかされたこと
アロマテラピーに関するお仕事をしていた頃、ドラマの監修に携わったことがありました。その時に私は初めて本物の台本というものを手にしたのですが・・・
ドラマの監修ってなにをするの?ドラマの監修とは、ストーリーの中に何らか特殊な要素が含まれるとき、専門的な立場からアドバイスをすること。よく耳にするのは、病院が舞台になる場合は医療監修、地方が舞台になる場合には方言監修がありますね。「監修」とひとことで言
わたしが新卒でPR会社へ入社してよかったと思うこと(※約10年前の話です)
お仕事遍歴私はこれまで新卒でPR会社→公社→民間企業(現職)と3社の社歴があり、約12年間さまざまなブランディング業務に携わってきました。私はどの会社も、定年まで勤めあげよう(笑)というつもりで入社しました。でも、そんな私を時代や環境がどんどん追い抜いていって、そこに長くいることが自分にとって良いとは思えなくなり、転職しています。そうしたキャリアの中でも、自身の職業観のベースとなっているのは、やは
もっとみる映画「ヤクザと家族 The Family」ヤクザというモチーフを通した社会への問い
どうしてこの映画を観ようと思ったのかそもそも、ヤクザ映画を観に劇場に足を運ぶことは初めてでした。お仕事で音楽の新しい可能性を探っている音楽家をウォッチする必要があり、そのひとつであるmillennium paradeが主題歌を担当していたことがきっかけでこの映画の存在を知りました。映画を観たあとに、これはヤクザ映画だけど、これまでのヤクザ映画とはちがうと感じられると思います。監督が伝えたいメッセー
もっとみる山水画・花鳥画好き必見 中国映画「春江水暖~しゅんこうすいだん~」を観て
どうしてこの映画を観ようと思ったのかコロナ禍に見舞われ早1年、海外へ行くことが難しい状況がここまで続くとかなりフラストレーションが溜まっていました。そこで映像からでもいいから異国情緒を感じたい!!!と思って行き当たったのがこの映画でした。この選択、大正解でした。また、映画の宣伝で「現代の山水絵巻のごとく中国新世代の才能が描いた驚嘆の傑作」と書かれていたので、絵巻のような映画なんて、どれほどの映像な
もっとみるアートはどこまでも連れていってくれる ー海外アートフェスティバル・中欧オーストリア編ー
「新しい靴は素敵なところへ連れていってくれる」ということわざがあるけれど、わたしにとってそれは靴ではなく「アート」がその役割を果たしてくれているような気がしています。その最たる現象が、海外とはなんの縁もなかったわたしが、お仕事でアートに携わるようになったことで、遠く中欧オーストリアに拠点を置くメディアアート(テクノロジーを使ったアート)の世界的権威アルスエレクトロニカとご一緒していることだと思い
もっとみる私がお仕事でアートに関わるようになったきっかけ
いま現在は、お仕事でアートに関わっていますが、学生時代はアートや美術館とは縁遠い人間でした。自分の意思で美術館を訪れるようになったのは、20代半ばにアロマテラピーのブランディングに携わっていた頃でした。
香りの展覧会当時、勉強になるから行ってみたらと職場の先輩から渡されたのが、東京藝術大学大学美術館で開催されていた『香り かぐわしき名宝展』のチケットでした。なんとも渋い展覧会なのですが、西洋の香