忙しい時こそ、休む勇気をもって、長く元気に働こう
おはようございます!竹内です!
ついに!今週コミックエッセイ本『がんばらなくても死なない』が発売します!おおおお既に深い~~~感慨~~~!!!
本を作る際の著者的山場はやはり原稿の締め切りにあると思うのですが、最近では、それを越えたあとにもPRのため様々なお仕事が待っています。
ありがたいことに担当編集者さんやエージェントの皆さんが色々な宣伝機会を設けてくださっているので、私も出来る限り本の紹介をしまくって、少しでもまだ見ぬ誰かとの出会いを増やしたい…!とモリモリ動いている次第です。仕事があるってありがてぇな、ほんと!!!
一方で、私は書籍の発売前にはお腹が痛くなり、緊張のあまり眠れなくて痩せたり弱ったりしてしまうタイプなのですが、今回は比較的落ち着いています。3冊目の単著ということもあり、人間さすがに慣れてくるのね…という気持ちもありますが、今回の私は意識して「忙殺されない」ようにしているからでもあるんじゃないかな~と。
特に会社に入社してからは「追われている」状態が常態化(唐突なラップ)していた私。毎日やらなければいけないこと・やりたいことが山積していて「あれもやらなきゃいけないのに~!」という煩悶を常に抱えている日々でした。そんな中、繁忙期などで一層追い込まれてくると、誰にも頼まれていないのに、「謎ストイックモード」を発動させてしまうことが多かったです。
これは何ぞと言いますと、漫画のように「過剰に自分を追い込んで頑張りまくる状態」です。例えば、フラッと1時間くらいランチに出る時間はあるはずなのに、「今はランチになんて出掛けてる場合じゃないでしょ~!」と5分でカップ麺(うまい)(いや、好きなんだなコレが)を掻き込んで仕事に戻る…帰宅後に湯船につかる時間が取れるはずのに、そんな余裕ないような気がしてザザッとシャワーで済ませてしまう…等、「仕事にかまけて、自分自身に掛ける時間や生活の質をガッツリ落としていく」という状態です。
これは、第一にやらなければならないこと=仕事に脳のメモリのほとんどを持っていかれてしまって、その他のことに頭と体が回らない…という状態なのでしょう。しかし、私の場合は単純にそれだけではない気がしていました。「忙しいからこそ、自分にご褒美」という考え方もあって、私もそれは十分承知のはずなのに、自分に対してうまく実行できていなかったからです。
アレコレ思いを巡らせた結果、私は自分に対して、「結果を出すまで私はダメ人間、手をかけてやる価値なんかない」と思い込んでいることに気付きました。
「仕事が忙しい!」という状態は、目標にたどり着くための「過程」で、ゴールめがけて全力疾走している状態です。そのゴールにたどり着くまでは、とにかく厳しく、わき目も降らずに走り続けなさいよ!というストイックなハードルを、私は私自身に課してきたのだと思います。「結果を出すまで、私はマジで無価値」との思いから、その「過程」で忙しくしている自分を評価することが出来ず、ちょっとしたランチやゆったりバスタイムなど、「甘え」のように映るものはガシガシ排除していたのだろうと思います。忙しいかもしれないけれど、結果は出していないのだから「私はこんなにいい思いをするに値しない」というセルフ判断を下していたのかな…っていや、ちょっと書いてみると怖いな…わたしよ…。
思えば、大学受験のビッグウェーブに乗っかった辺りから「頑張っている状態」が普通だった私。結果を出すまで、なんなら出した後にもそれを評価することが出来ず、一つ超えればさらに「もっと上」を目指してきました。「頑張っていない」ことに対する恐怖感があり、日常の「楽しいこと」を自ら取り除いて仕事に邁進している状態には、ある種の安心感があったのだろうと思います。
でも、そろそろこういうの苦しい。あと、30過ぎて無理がきかなくなってきたんだなぁ(本音オブ本音)。
世の中結果が全てです。私も売れなきゃこの仕事を続けていかれない。でもその結果を出すまでの「い、いそがしい~!」という状態は、自分で工夫して少しでも楽しく、気持ちの良いものにしてやったっていいのではという風に、最近の私は考えるようになりました。「忙しい時に休む・お楽しみを作る」という行為は、そのためのいち手法なのではないかと思っています。
「忙しい時に休む」というのは、仕事の効率を上げるための手段でもあり、「忙しく頑張っている自分を肯定している」ということでもあるんじゃないか、な~んて考えたわけです。そのためにも、休んでいるときは「私こんなことしてる場合じゃ…」なんて後ろめたい気持ちをスパッと捨てて、「は~早く寝るのさいこ~!このタイミングで休憩取れる私てんさ~~~い!ありがとう!爆睡!」な気持ちでもって、全力で休みに行くというのが大切なのではないかと思います。
…ただ、そこで寝てしまった結果いろんなものがカッツカツになって、後程地獄を見ることも確かにあるのですが…うん。大丈夫、意外と人生は何とかなります。
というわけで、未来の自分に期待しつつ、今日も私は8時間睡眠を死守します。
【コミックエッセイの本が出ます!】
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