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日本の暮らしは「日常のハードル」が高いと気付いて、無理せず生きられるようになった

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こんにちは~!竹内です。

毎週月曜日にnoteを更新することに決めましたが、なんだかシャッキリしていいですね。ルーティーンだいじ(※まだ1回目)

Twitterに載せていた漫画をnoteに再掲するにあたって、どの話を初めにしようか地味に悩んでいたんですが、今まで掲載してきた中で最も反響があって、かつ私も気に入っているこの話↑にしてみました。

漫画を描くときに、いつも気を付けていることがあります。

「押し付けない・傷つけない」ということです。

特にコミックエッセイのように実話をベースにした話は、差別的になったり、偏ったものの見方をしていないかということに、出来る限り注意しています。

そういった意味で、今回のように「文化」を扱ったものはとても難しくて、描いたものを掲載するときにもなかなか勇気がいりました。(漫画を載せるときはどんな内容であれ、未だにかなり緊張します。)

例えばこの話は、私がイギリスに住んでいた時に経験したことなのですが、作中で「イギリス人」という表現は使用していません。

「イギリス人」というのはとても定義があいまいです。

イギリスで生まれた人なのか?両親もイギリス生まれである必要があるのか?生まれは違う国でも、長年住んでいる人はどうなのか?考え方は様々ですし、絶対的な正解はないものだと思います。そして場合によっては、その定義の仕方で誰かを傷つけてしまうものなのかなとも思っています。

そういったわけで、この話ではわざと「イギリスにいたとき」という描き方をして、私の友人が「なに人」であるかは問題にならないようにしています。

神経質すぎるように感じられるかもしれませんが、SNSのように無料で、背景の異なる人たちに届いてしまうメディアを使用していく以上、「この表現で、誰かを傷つけることにならないかな?」という気持ちは忘れてはいけないなと思っています。

全く誰も傷つけない表現というのも存在しないのかもしれませんが、少なくとも私は、少しでもやわらかいものを描きたいと、いつも考えています。

神経をすり減らしつつ描いた話だったのですが、大きな反響を頂き、「読んで楽になった」といったご感想や、「私は海外でこんな経験をした」といったエピソードもたくさん聞かせていただけて、非常に嬉しかったです。「日本とイギリスどちらがいいという描き方ではなく、比較してそれぞれのいいところを見ている」といったご感想には、描きたかったことがキチンと伝わったようで、とても励まされました。

…と大層マジメな語りをしてしまいましたが、難しいことは抜きにして「へ~いいじゃん」「かわいかった!」「萌えた…!」と思って頂けるものが、個人的には最強だなぁと考えています。そういうのが描きたいんだよなぁ~。

まだまだ、修行は続きます。

【コミックエッセイ本が発売します!】

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