「じゃあやめれば」というのは少しだけ待ってほしい

「じゃあやめれば」

愚痴や弱音を吐露する人に、この言葉がかけられるシーンはよくある。

「そんなに辛いなら他のことに目を向けた方がいいよ」という気持ちだったり、「自分で選んだくせに甘えたことを言うな」という気持ちだったりする。

愚痴や弱音は褒められたものではないけれど、それを口にするとき、わたしはもう「それでも続けることを選ぶ」と決めている。

それでも不安は押し寄せる。でも口に出してみて、冷静に考えてみれば、たいした話じゃない、と思えたりもする。

「旦那デスノート」というサイトが話題になった。女性はこわい、結婚は墓場だ、いろんな言葉が飛び交う中に、やっぱりその言葉はある。

「じゃあやめれば」

あそこにはたくさんの人がいて、それぞれに理由があるのだろうけれど、少なくともあそこにいる人たちは「それを続けることを選んでいる」と思う。

どこにもやれない気持ちを吐き出して、眺めてみて、なんだこんなものかと思えたかも知れない。

愚痴や弱音なんて聞きたくない見たくもない、という人には、ごめんなさい!と言うしかない。わたしは本当はそれを頑張りたいんです。なるべく強くなるから、「じゃあやめれば」は少しだけ待ってほしい。

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