見出し画像

ウナギ食べても大丈夫?あなたに合った夏土用に食べたいものとは

今年の土用の丑の日は
7月30日(日)

じゃ、その日はウナギね💖

・・・と言われていますが

あなたはウナギを食べても
大丈夫な”身体”ですか?

え、身体って?と思ったかもしれませんね。

筋肉粒々元気マッスルの方だったら全然問題ないんですよ。

でもね、もしあなたが
何かしら不調を感じているような場合。

ウナギを食べるのはマズいかもしれませんよ?
っていう話です。

今日は、土用の丑の日に
体調を悪化させない方法をご紹介します。


夏土用に不調になりやすいところは

今年は
2023年7月20日 (木)~8月7日 (月)
が夏の土用期間です。

土用は
季節の変わり目にあたる18日間のこと。

五行でいう「土」が強くなって
元々の季節の気に影響する

ってのが
この変わり目のタイミングなんですね。

すると

土 × 季節の気
=2つのエネルギーが入り混じる

気が乱れる

ということで

只今、カオスになっております。

カーオースー

コレ、環境はもちろんのこと
人間の身体にも影響するんです。

で、「土」の影響が人体の
どこに現れるかと言いますと

東洋医学でいう「脾」

つまり、消化器系に出てくるんですね。

この時期、お腹の調子が悪くなる
って方が多くなるのはそのせいなんですね。

季節の影響を受けてるかもしれないってこと。

んで、ヒト全体までがカオスになると

☑ 感情が乱れる
☑ 判断を間違いやすい
☑ 体調を崩しやすい
☑ お腹を壊す
☑ 下痢や便秘
☑ 心身がだるい感じ
☑ なんだか肌の調子が悪い

なんてことが起こります。
何か思い当たる項目はなかったですか?

「まあ、病気ではないしほっといてもよくなるっしょ。」

なんて軽く考えるのはノンノンノン。

ここでばっちり
自分のコンディションを整えておかないと
次の季節にも影響しちゃうんですよ。

次の季節と言えば・・・秋。

お肌の状態や免疫関係にも関係しやすい
「肺」の季節とも言われています。

なので今、ここでコケたまま秋もコケると・・・

☑ お肌がカサカサ
☑ 風邪ひきやすい
☑ アレルギー症状が出やすい

なんていう不調にもつながっちゃうかも。

さらにそこから怒涛の冬の不調に繋がる・・・
と、負の連鎖が起こることだってありうるんです。

やばいのよ!

だからこそ、秋に向けての調整時期である
「今」が大事なんです。

夏土用を上手に過ごして
事前に秋不調からの冬不幸を防ぎましょう。
(冬不幸って・・・)

そもそもウナギでなくて良い?


ウナギは「精がつく」と言われているように、
薬膳的にも

・気血を補う
・腰や足の痛みやしびれに
・肝と腎を養う

東方栄養新書より

とまさにスタミナ補給にはぴったり。

・・・なんですが、ウナギは
脂肪が多い&味付けが濃くなってしまいがちなのが難点。

特に

☑ 胃腸が弱い方
☑ 高血圧の方
☑ 妊婦さん

にはあまりお勧めできないんです。
(私はもれなく胃腸弱部だからNG)

平賀源内の『江戸時代マーケティング』

画像:https://haveagood.holiday/plans/2867

彼のおかげで浸透した
『夏バテしやすい夏にウナギを食べて精を付けよう習慣』

ですが

もともとは
『丑の日の「う」がつくものを食べると良い』
というところから来ているんですよね。

となれば、ウナギ以外におすすめの
「う」がつくものを食べてみるってぇのはいかがでしょう。

(おっと江戸時代に引っ張られた)

ってことで、綺麗道的
夏の土用に食べたいもの選手権を
開催します!

ウナギ以外に土用の丑の日に食べたいもの選手権

①梅干し▶食欲増進・解毒作用・渇きを癒す

健康食品の王様、梅干しです。

カラダに潤いを与えてくれて、
夏バテにも良いと言われています。

抗酸化に疲労回復に・・・キリがないから
もう細かい説明は省いちゃう。

言わずもがなですね。

普段食べない人もこの時期くらいは
梅干しいっちゃいますか。

ね。

②瓜▶余分な水分を排出する

最近雨が多くて、
なんとなく身体が重くないですか?

ウリ科の食材は、
体に溜まった余分な水分を熱と共に排出してくれるので
ちょうどこんな夏にピッタリ。

ウリ科と言えば、

・きゅうり
・ゴーヤ
・かんぴょう
・スイカ
・メロン


などなど、旬のものでもあるので
食べて下さいと言わんばかりですよね。

ただし、冷やす作用があるので
冷えやすい体質の方は控えめにして下さいね。

③うどん▶消化促進・温め作用

薬膳的にいうと
うどんの原料である小麦には

・消化を促進する
・気を補う
・夏に負担のかかる心や脾を助ける

いつもの食材漢方効能&レシピ帖

という働きがあると言われているので
こちらも今の時期にはぴったりです。

夏は冷たく食べると美味しいんですが、
冷えたもので内臓を冷やしたくない場合は

ねぎやショウガなど
薬味にこだわってみるのもよろしいかと。
(温める作用を持っているので冷えを緩和してくれます)

ただし、現代の小麦には
アレルギーの原因になりやすいとか
ポストハーベスト(外国産のものは注意)
がつきまといます。

こちらは自己判断でいきましょう。

賢く夏の土用を過ごそう

あなたの胃腸はウナギを食べても大丈夫なくらい
元気ですか?

そうでない場合は、
ウナギ以外の「う」のつくものから
選んで食べてみるのもオススメです。

夏土用の一言アドバイス

脾=胃腸の弱りやすい時期なので

☑ 腹八分目で食べ過ぎない
☑ 脂っこいものは控えめに
☑ 冷やすものはほどほどに
☑ 温かいスープで内からほっこり

試験に出るよ

なんてことも意識しつつ
労わってあげてくださいね。

土用を元気に乗り切り、
健やかな秋へとバトンタッチしていきましょう!

あなたのスキ&フォローが励みになります。

火曜金曜更新中

綺麗道こと古川綾子でした。

夏のずぼら薬膳↓

梅雨時のむくみ解消方法とは?ストーリーで楽しく東洋医学を理解しよう(6月)
【夏・梅雨対策】もしや風邪かも?そんな方におすすめの食材とは~ずぼら薬膳(6月)
疲れやすい・汗が多い・のど風邪をひきやすい方を助ける梅の薬膳的魅力とは?夏バテ前の今手に入れよう!(6月中旬)
ママの笑顔を作る"旬"のお野菜を食べて元気をチャージ!夏の旬野菜
夏至を過ぎたから~熱い夏対策のセルフケア始めよう(6月21日夏至)
私が6月下旬に必ずやること・10分で手に入れる開運チャンスのつかみ方
夏越の祓「開運フード3選」で邪気祓い。健康&開運で2022年後半も元気に過ごしたい方へ(6月30日)
【夏おやつ】健美な安心かき氷~赤しそジュースなら初心者でも30分でできる(7月)
【夏こそ温活&脳活】シャッキリぽかぽか自家製ジンジャーエール(スパイス仕込み)
イライラ・左頬シミ・目疲れ?肝臓弱りのサイン&東洋的セルフケアで巡る体になろう【7月28日は肝臓の日】
8月9日・10日は白桃の日。今、桃を食べるべき理由とは?【ずぼら薬膳】
砂糖なしの対応。生姜の佃煮を○○で作ってみたら【ずぼらで綺麗メシ】
日本人は胃腸が弱いからとうもろこしの甘みでパワーチャージしよう

サポートしてくれなんて滅相もありません。 もしそんな奇特な殿方・ご婦人がいらっしゃった場合は、感謝しすぎて鼻血が出ることでしょう。(出なかったらすみません) そして大切なお気持ちは ”恩送り” に使わせていただきます。愉しくて温かい ”和” が広がりますように。