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おうちでお寿司パーティーのススメ。なめたらあかんけどね

「お寿司が食べたい」

自粛で外に出られない小学生の息子が言った。

おうち時間を楽しくする工夫。

いろいろ自分なりに考えてはみるけれど、なかなかうまくはいかないことも多い。「こもる」ということがどれだけ自分だけでなく、子どもにストレスになっているのか。子どもの日々の言動も以前より荒れているような気がする。

うまくはいかないことも全部ひっくるめて、それでも自分にできることは何か。そう考えた時に、私の中にどうしても「食」というワードが出てくる。

【食事×美味しさ×楽しさ=〇〇】

人によって何を求めるのかは異なるだろう。

我が家にとっての食事からのギフトは
「家族のつながり」
そんなところだろうか。


「ママがつくる料理はおいしい」

そう言ってもらえるのは嬉しい。
だけど、それだけでなく、その先。
もっと何か。

「食事は楽しい」

これを感じてもらえることがもっぱらの課題となっている。

楽しいの先に、子どもなりの何かを見つけて欲しい。


そこで今回は、息子の想いを叶えるべく、

お寿司に挑戦の巻!

1、家でお寿司ができるのか

用意する具も基本的には、切るだけ。

あとは、すし飯を作って上にのせるだけ。

それだけでおうちで寿司パーティーができる。

○○だけ。

それが私には何にも代えがたい魅力的な響き。

これなら私にもできそうだと思って、準備にとりかかる。


刺身を買ってきて、切る。
きゅうりや薬味を切る。
ツナやコーンは混ぜるだけ。

準備は簡単。

ごはんも、少し固めに炊くだけ。
実は炊飯器に「すしめしコース」なるものがあることを初めて知った私。

もともと若干水は少なめ設定になっていて、
いつもよりしゃっきりごはんが炊けるらしい。

すし酢も家にあるもので簡単に作れる。

【すし酢の作り方】

酢 180㎖、砂糖 45g、塩 18gをボウルで混ぜるだけ。

思ったより簡単だった。

余ったすし酢はとっておいて料理に使えちゃう。
すし酢なんて買う必要なんてないんだ。

そしてごはんが炊けた。
寿司桶はないので、ごはんを大きめの鍋にうつしてすし酢と混ぜ合わせる。はじめは少しばしゃっとしていたのが、次第にごはんとなじんでくる。

つまんでみると、酢飯になっている。

酢飯ができた!

酢飯ができたらいよいよ食べられる!

ついに寿司が目の前までやってきた。

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【今回の寿司まつりメンバー】

・いなだ、かつお、えび
・ツナ、コーンのマヨネーズ和え
・きゅうり
・魚肉ソーセージ
・みょうが
・醤油こうじ

子どものためにと称しておきながら、自分が一番楽しみにしていたのかもしれない。

2、いよいよ実食へ

「家で寿司」を調べている中で、製氷皿にラップを敷いてからごはんを入れて押すと、小さな一口寿司ができるというものがあった。

これなら簡単そう。
早速はやる心を抑えてやってみる。

①製氷皿にラップをしいて
②ごはんをつめて
③もう一枚ラップを重ねて
④上から押さえて
⑤ひっくり返すと

ほらできた!?

おや、ごはん同士がくっついている。
それどころか、ラップにご飯がへばりついていてとれない。

ピンチ。
このごはんたちを助けるにはもはや手でやるしかない。

酢を手に付けて、一つずつ握る。

なんだかべたべたするし、すぐ崩れそう。
うまく握れない。
手にもご飯粒がまとまりつく。


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格闘の末にできた握りずし。

とはいえ一貫ずつこの苦労をするのがめんどくさい。

もうだめだ。

「後は食べるだけ。」
寿司を軽く見ていた私。
ここまで来て寿司の逆襲にあったのだ。

寿司は素人がそう簡単にできるものではないのだ。

甘く見ていた私にお寿司様からの洗礼。

申し訳ありませんでしたお寿司様・・・


そんなときに、現れたのが娘用に買っておいた小さな押し型。

これができなかったらもう寿司ではなく、
「丼」にするしかない。

ここに一縷の望みをかけて、
ご飯を詰めて、
渾身の想いで押す・・・

できた!!

ありがとう押し型。

押し型が我が家に春をもたらしました。

3、結果的に

押し型というミラクルを手にいれたおかげでその後はまさに

「お寿司パーティー」

の名にふさわしい盛り上がり。

「何のせる?」

「この組み合わせやってみようか」

これだこのウキウキ感。

これを待っていた。


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今回の発見は
・醤油こうじはお寿司に合う。
・みょうががちょっとのるだけで格が上がる。
・のりをお皿のように下に敷くとべたつかずに食べやすい
でした。


好きな具で、好きなだけお寿司が食べられる。

しかもリーズナブルに。

外食せずともこれだけ楽しめるなら
これは我が家の正解だったのだろう。

形にとらわれず
美味しくて楽しいもの
を求める

それが我が家のスタイルになりつつある。

皆さんも自分のスタイルを見つけてみてはいかがでしょうか。


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