
低空飛行で1月をむかえた私が、2025年にやりたい、ささやかなこと
新年はじめてのnoteで、なんだかぼんやりとした年明けになってしまったことを書いた。
気持ち的にも低空飛行だったので、今年の抱負などに思いをはせることもできないまま、半月が経過してしまった。
「よっしゃ!2025、いっちょやったるで!!」みたいな元気を出すタイミングを逃してしまった、ともいう。
元気なのが無理なら、ささやかなのはどうだろう?
そんなわけで、「2025年にやりたい、ささやかなこと」を3つ、リストアップしてみます。
1つめ。餃子を皮からつくりたい
我ながら、なんてささやかなんだ。予定がなければ今週末にでも実現できてしまいそうだ。これを読んでくださっているあなたは、餃子を皮から作ったことがありますでしょうか。
経験者としては、夕飯どきに、「我は餃子を!皮からつくる!」と思い立ってつくりはじめるのはあまりオススメしません。
生地そのものは簡単にできるのだけれど、寝かせタイムが必要だし、その後、その生地を数十個にわけて、うすく丸くのばしていく工程があり(これが大変)、そしてその後、具を包む工程があり……(それからようやく焼きはじめる)
餃子ができあがる前に、腹の虫と子どもが大暴れしはじめる可能性が大だからです。餃子をつくるには、時間と心と、おなかの余裕が必要。
ついつい、日が暮れるまでぼーっとしたり、本を読んだり、遊んだりしてしまう人(=わたし)にはちょっとハードルが高いのです。
でも…… 皮からつくった餃子は異様にウマい!!太字にして伝えたいほどに。ビールに合いすぎる!!!

もうね、これは、一度食べてみていただきたい。あの幸せを体験してみてほしい。
けれども、わたしが何よりも幸せだな、と思うのは、餃子を食べて「ウマい!」の瞬間ではないのです。
いちばんは、家族みんなで具を包む時間。
不器用なわたしが一枚ずつのばした、ほとんど歪(いびつ)な丸の皮に、「なんだこれ、むずかしい!」とか「はやくたべたい!」とか言いながら、家族それぞれに具を包むのがたのしい。
数十個包み終えた時のミッションコンプリート感もものすごい。
あの時間を定期的に持てたらいいな、と。これが、1つめのやりたいこと。
2つめ。一人で温泉にいきたい
いいなあ、これ…… 想像しただけでほわほわしちゃう。そしてこれまた、ささやか〜〜〜!
行きたい温泉はこちら。

福岡ではたぶん、知らない人がいない人気の日帰り温泉「那珂川清滝(せいりゅう)」。福岡市中心部から車で30〜40分で行けて、抜群に雰囲気がいいのです。天神や博多からシャトルバスも出ているけれど、わたしは車でいきたい。
4年前に免許を取得したわたくし。「いつもの道」を運転するのは、もうすっかりラクラクできるようになり、取材や打ち合わせ先にも、必要であれば(ちょっとドキドキしながら)車で行けるようになりました。
でも、思えば、「行っても行かなくてもどっちでもいい場所」に車で行ったことってあんまり無いかも。ドライブなるものがしてみたいのであります。
それじゃ、どこ行く?と考えた時、まっさきに頭に浮かんだのが、「温泉」の2文字でした。これは、行くっきゃない。
「清滝」には、家族や友人とは何度も行っているけれど、一人で行ったことはない。一人だったら、自分のペースで温泉に入れるし、なんなら、岩盤浴やマッサージもつけられる…
お食事処もあるから、なにかおいしいものを食べちゃったりして。半日入り浸るような気持ちで。きっと、ものすごいリフレッシュになるだろうなあ。これが、2つめのやりたいこと。
3つめ。「読書タイム」をつくりたい
2025年、もっと本を読みたい。本当にささやかだけど、これがいちばんやりたいことかもしれない。読みたい本は日々増えてゆくし、それに比例して積読(つんどく)は増えていく一方。
本にただ囲まれている状態もおちつくけれども、やっぱり読みたい!ということで、1日の生活の中に「読書タイム」をつくることにしました。
平日の昼食後15分間を「読書タイム」とする。「読んだ」というのを、スタンプカードのように記録できたらいいな、と思い、Xにポストしていくことに。
平日の昼食後15分間を読書タイムとする。
— ayacolour | キノシタアヤ (@ayacolour) January 10, 2025
これを習慣化させるため、まずは10日間やってみます。1日目の今日は、昨日読み始めた『「好き」を言語化する技術』(三宅香帆著)三宅さん(良い人が文体から滲み出ている)とおしゃべりしているみたいにスルスルと読める。#読書習慣 pic.twitter.com/PZZENEBooa
1月10日に始めて、二週間が経過。「スタンプカード効果」なのか、続けることができている!そしてすでに三冊読了することができた!
読んだ本の感想を、手帳に記録していくのも楽しい。読書タイムとともに、読書記録も続けていけたら、一年後には、きっともっと楽しくなっている気がする。
これが、3つめのやりたいこと。
どれもほんとうにささやかな「やりたいこと」だけど、書きだしてみたら、低空飛行だった気持ちがちょっとわくわく、楽しくなってきた。
全然すごくない、ささやかなものだから、きっとできると思えるし、どれも「それをやった自分」を想像すると、ほんとうにうれしそうな顔をしてる。
「抱負なんてとくにないや」と思っていたけれど。やりたいことを想像するのは、うれしい未来を信じる作業なんだな。
わたしの好きな、所ジョージさんの言葉を思い出した。
うれしくなるために起きてるんだから。朝起きた時に、「今日もうれしいことがくるんだろうなー」って起きるの。
もちろん、悲しいことがくる日だってある。そんなことは重々承知のうえで、「今日もうれしいことがくる」と信じて、「たのしむぞ」と覚悟して、一日を始める。
そういう所さんに憧れている。だからわたしも、うれしいことがくるんだと信じて、今年を始めようと思う。まずは、ささやかなことから。
この「ささやか3(スリー)」をやってみてどんなだったか、またnoteに書きますね。ではでは〜。