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「人生29歳変動説」を信じてよかった

田口ランディさんが書いた『馬鹿な男ほど愛おしい』という本で、
「人生29歳変動説」という記事を読んだ。
確か、26歳か27歳くらいだった気がする。
そこに「人は誰でも29歳で人生の転機を迎える」と書いてあった。
私は大学時代からずっと、ランディさんのファンだったので、
彼女が言うなら、きっとそうだ!とすぐに信じたのです。

当時の私は社会人2年目か3年目くらい。
大学院で文化人類学者になることを諦めて、通販会社に就職して、
広告の企画・制作の仕事をやりながら、
「モノの話じゃなくて、人の話を書くライターの仕事がしたい…」
と思っていた頃だ。

あと数年後に29歳の転機が来るなら、そこで大きく飛べる自分になりたい!
そのために今、何をすべきか?当時の私は考えた。

ライターの仕事1本では食っていけないだろう
→週3広告の仕事、週3ライターというスタイルができればいんじゃないか→じゃあ、人より短い期間でクオリティ高い広告が作れる人にならなきゃ
→よし、社外でも広告の勉強をしよう!
→宣伝会議のコピーライター養成講座へ

いや、まずライターの仕事のこと調べようよ。チャレンジしようよ…
と思うんだけど、何故かこう思ってすぐ、行動したのよね。。。
(私がライターの仕事の現実を知るのは30過ぎてから。)

その後、東京部署の先輩が私に目をかけてくれて。東京異動になって。
そこが法人営業部門だったんだけど、異動したと思ったら、
すぐ、大手メーカーに出向して通販の支援業務をすることになって。

大学生サークルみたいなノリのベンチャー企業で、
仕事は大変だけど面白いし、先輩達のことも尊敬してる!
って状況が一転、THE縦社会の事なかれ会社に行ったからねぇ…。
九州から東京へ。ベンチャーから日本を代表する大企業へ。
アウェイな中で、休日返上で働きまくって私は潰れた。
一時はストレスで声が出なくなって、数日間、会社を休んだ。

29歳。

ズタボロになったからこそ、
もう一回、自分の好きなことをやろうと思った歳だ。

それで、宣伝会議の編集ライター養成講座に申し込んだ。
その年の講座宣伝ポスターのコピーが素晴らしかったのよね。

「やってみなければ、あきらめることもできない」

この言葉に背中を押されて。
ずーっと気になってて、でも怖くて飛び込めなかったライターの世界に、
思い切って飛び込んだのです。

受講中、無事にライターデビュー!したものの、
ライター講座の人脈で順調に仕事をしていく…ではなく。
卒業課題で取材させていただいた方と、どんどん仲良くなって、
そのご縁で、知り合った社長さんからお声がけいただいて、
事業支援のお仕事をいただけるようになって…。

最終的には独立して、週3、4が広告。
週2、3がそれ以外。
この人素晴らしいな!と思う方の話を聞いて整理したり、
人手が足りない部分の仕事を手伝ったり、時々、取材記事を書いたり。
なんとなく、最初に思い描いた感じの収入スタイルになっている。

いろんな流れの中で、
私の人生を変えてくれた、ランディさんにもお会いできて、
「人生29歳変動説を読んで、行動できたんです」と伝えられた。

予想できなかった流れで、今いる場所にたどり着いたんだけど、
それは「人生29歳変動説」を信じて、すぐに動いてくれた、
約10年前の私のおかげだ。

あの日の自分、ありがとう!!

これから29歳を迎える方が、もし読んでいらっしゃったら。
あなたにも、素敵な転機がきっと訪れますよ!!!




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