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「うちの会社って、イケてない」と思ったときには。 #gate, by sentence


「うちの会社って、イケてない」

会社員の皆さん。常日頃、そう言いたくなるときが、ありませんか?

……ありますあります、私には、あります。

例えば、会議の日程調整にやたら手間が掛かるとき。なにかとレスポンスが遅いとき。事務所の動線が悪いとき。過去の書類がなかなか見つからないとき。

などなど、挙げればキリがありません……もっとヘビーなこともありますよね。こんなときはつい、「うちの会社って、イケてない」と言いたくなります。

でも、そこで思い出したいのは、「会社」なんてものに実体は無いってことです。


会社には実体が無い

「会社には実体が無い」ことについては、サイボウズ代表取締役社長である青野慶久氏の本に詳しく書かれています。

次の記事でも少し触れられており、青野氏の言葉を一部引用します。

今回この本を書きたいと思ったきっかけのひとつに、サイボウズの副社長であり、サイボウズUS社長でもある山田理(おさむ)がよく話す言葉があります。何か意思決定をしようとするとき、つい「会社のためになる」とか「会社にとって」という表現をしてしまうけど、「会社さんはおらへんねん」と彼は言うんです。
たとえば、このオフィスは「サイボウズ」じゃないし、当然「サイボウズ」という人もいない。サイボウズという会社はあくまで法人であって、バーチャルな存在なんです。

会社は、「カイシャとはこれだ」と指で差せるものではない。みんなが働く「場所」のことでもない。あくまで法律の上で、仮想的に作られたバーチャルな存在である、とのこと。

(上述の本では、そんな架空のモンスターみたいな「会社」のために社員は我慢して働くなんて、おかしくない?楽しくなくない?という問題提起と、「では、それをどう変えていくか」が綴られています。とっても面白いので、まだの方はぜひご一読を。)

ではここからは、本の主旨から逸れ、私がただただ感じた疑問です。

「うちの会社」なんてものには実体が無いのに、何故それを「イケてない」とかなんとか言っちゃうのでしょうか?


ふわっとした何かのせいにしちゃいたい

「縁の下の力持ち」という言葉があります。あらゆるモノやサービスは、自動的に享受できるわけではありません。目には見えないとしても、この「縁の下」で働く人たちのおかげで成り立っています。

普通は「縁の下」の人たちへの感謝を表現するときに使う言葉ですが、これを逆の場面、つまり「イケてない」場面に置き換えてみます。

そうすると、会社の中での「イケてない」事象って、実は誰かの仕事・考え(あるいは考えが足りなかったこと)の結果ってことになっちゃうんですよね……。

でもその「誰か」のことを糾弾するのはカドが立ちます。

いやいや、そこまでしたいわけじゃなく、ただ何となく、文句や愚痴を言いたいだけ。だから、ふわっとした「会社」のせいにしちゃうのではないでしょうか。実体がないのって、責任の所在を曖昧にしちゃうのには、都合がいいんですよね。


せめて自分の関わることは。

ただ、このnoteを通して「さぁイケてないことの責任追及をしようぜ!」と言いたいのではありません。「自分はどうするか」という話です。

「イケてない」と思うこと自体は、決して悪いことではないと思います。それだけ「違和感」に気づいているということならば、より「イケてる」方向に持っていくためのきっかけになるはず。

だから、次に「うちの会社って、イケてない」と思っちゃったとしても、会社という実体のないもののせいにするのは、やめます。そうしている限り、「自分はそのイケてない事象に対して、何もしない」だろうからです。


何もかもを背負い込むことはできないかもしれません。でも、せめて自分が関わる範囲で、優先度を上げて取り組むべきことなら、「ではどうするか?」というところまで考えるし実行したい。

そこで誰かの助けが必要なデッカイ仕事なら、巻き込む。だって、一人ではできなくても、みんなで少しでもデッカイことできるのが、会社のいいところだから。


…なんてことを考える、今日このごろです。

(雑談の中で「うちの会社ってああいうとこイケてないよね」なんていう声が聞こえてきたときに、「その仕事、私や〜〜」と心の中で涙を流すときもあることを、ここに告白しておきます。)


ライティングを学び合う会員コミュニティ、sentenceのメンバーが月ごとに「特定のテーマ」についてや「自由投稿」という形でマガジン「gate, by sentence」を更新していきます。2月のテーマは「告白」です。
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読んでいただき、ありがとうございます!

やった〜〜!!!ありがとございます!!!!
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滋賀県に暮らす、おっとりサラリーマン。BtoBマーケティングに取り組む。サラリーマン生活や、滋賀のことをマイペースに書きます。