欲しかったもの
わたしは17歳の時から精神科に通っている。
診断は
・境界性パーソナリティ障害
・双極性障害
・アダルトチルドレン
・醜形恐怖症
17歳の時に大切な人を亡くしてから。
自分を本当に愛してくれる人が
いないと気づいた。
じいちゃんの看病の為に父と母は別居。
母からは褒められたことなんて
ひとつだってなかった。
好きでなったわけじゃないアトピーも
「なんでアンタはそんなに肌が汚いん?」
と、言われたり。
好きでなったわけじゃない細身の身体に対して「アタシが食べさせてないみたいじゃん」
と、
ああ、思い出したら辛くなってきた。
・
・
・
はぁ。
振り返れば、虐待だとネグレクトだと
いえることも多くある。
わたしは主に母に「正しく」愛されなかった。
今は母親のような大切な人がいるから、
わたしは救われているけれど。
それでも、当たり前のように母からの無償の愛を受けている子供や家族を見かけると
「憎い」と思ってしまう。
「羨ましい」なんてまだ思えない。
休日、幸せいっぱい家族がいっぱいの電車で
心がぐちゃぐちゃになって過呼吸になって
しばらく電車にのれないことがあった。
いまでも夢の中でいじめられたり、
欲しいものが絶対に手に入らないことを
思い知らされたりする。
日常のなんでもないところで
心がぐちゃぐちゃになる。
境界性パーソナリティ障害、
ボーダーともいわれる病。
ルックス以前に
わたしは自分を欠けた人間だと思っている。
でもわたしだって、同じ人間だよ。
タダで愛してもらえるなんて思ってない。
思わないようにしている。
だけど本当は母親のような
絶対的に味方で無償の愛が
ずっと欲しかった。
・
・
・
お願いです。
友人でも恋人でもいい。
愛情を伝えてください。
正解じゃなくてもいい、
伝える努力をしてください。
それだけで、もう少し生きてもいいかなと
思えるから。
わたしのような人間じゃなくても、
そうされて嬉しくない人はいないと思う。
わたしの傷は向こう側まで見える大穴で
もう戻ることはない。
そうなる前に。
いなくなる前に。
いただいたサポートは活動資金として大切に使います。