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Vol.13 憧れのミヒャエル・エンデを訪ねて

フランス滞在記。

今回も前回・前々回に引き続き、ミュンヘン編です。

ちょっとミュンヘンの街中でドキドキすることがあって(↑VOL.12参照のこと)、娘を連れて街中を歩くことがすっかり怖くなってしまった私。

しかし、ふと、「あれ?ミュンヘンといえば、あの人に縁がある土地では」・・と、子どもの頃憧れていたあの人のことを思い出しました。

あの人、とはミヒャエル・エンデ。

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小学生の高学年になって、考える力が発達して大人という存在に疑問を持ち始めるようになった時、苦しい気持ちで手に取ったのがミヒャエル・エンデの代表作「モモ」でした。

ミヒャエル・エンデの作品は「はてしない物語」と「モモ」と「鏡の中の鏡」しか読んだことがない。そんな私がエンデを憧れの人なんて言ってしまったらエンデファンに怒られてしまうかもしれませんが、人生の節目に何度も何度もこのエンデの三作品を手にとってきた私にとって、エンデは道祖神みたいな存在だった。

もしかしたら、と家族が寝静まったホテルの部屋で、布団にくるまってミヒャエルエンデのことを調べてみると、なんと私たちが今いるところから1時間以内のところにミヒャエルエンデ博物館があるではありませんか。

これは行くしかありません。

ミュンヘンの駅からメトロに乗って、Parsing駅まで行き、そこからバスを乗り継ぎブルーデンブルグ城・Schloss Blutenburgまで。
このお城の中に、ミヒャエルエンデ博物館・Michael Ende Museumがあります。今回は、写真とともに博物館の様子をお届けします。


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ガチョウさんが

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ご挨拶。

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お嬢さん、あちらに見えますのが、ミヒャエルエンデ博物館ですよ。

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まるで、ファンタジーの世界に入り込んだ様です。

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オレンジ屋根の可愛らしいアパルトマンの様な建物に入る。階段を登っていくとその中の一室にミヒャエルエンデ博物館があります。

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私たち以外に誰ひとりいなくて、来たはいいけれど本当にやっているのだろうか・・と心配になりましたが

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よかった。ちゃんと開いてました。私たちが行った時は、午後のほんの限られた時間だけ開いている様でした。

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中には、エンデの作品やゆかりのあるものたちがずらっとディスプレイされていました。

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モモがいるかしら?

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エンデはタロットカードやホロスコープも好んだという話は聞いたことがあったけれど、本当にたくさんありました。エンデの人間の深い部分を揺さぶる様な描写や着想には、これらを用いていたのでしょう。左下にはさりげなくモモがディスプレイされていますね。

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お父さんのエドガーエンデの作品も何点か展示されていました。ナチスが台頭してきた時代を生きた、シュルレアリスムの画家さん。エンデはお父さんの影響を強く受けていたのだなということがよくわかります。

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せっかくなので、モモと一緒に写真を撮っていただきました。

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スタッフのかたがとても優しくて、娘にも色々と絵本をすすめてくださいました。

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夕日がさす小さな美しい博物館でした。

親日家だったミヒャエル・エンデ。写真にはおさめていませんが、入口の一角には障子で仕切られた小さな和室がありました。その近くにあった来場者ノートには、日本から訪れたエンデファンのメッセージがたくさん綴られていました。

私の様に、小さい頃からミヒャエルエンデが好きで訪れた人。

お互いにエンデが好きで結婚したご夫婦。

モモが好きで、娘にももちゃんと名付け、彼女が成人したことをきっかけに訪れたというご家族。

肉筆で綴られた様々なエピソードを読み、何だか胸がいっぱいになりました。


私は、「いつか、こんなお日様がさす素敵な場所で、子どもたちに勇気を与える作品を作りたいです。ミヒャエル・エンデが私にそうしてくれた様に」と記しました。

この時にわいた原動力が、私のリビング・アトリエというこのnoteを作る力になっています。

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  • 29本

【毎週金曜日に配信中】 2019年11月から2020年3月までフランス南東部のグルノーブルという地方都市に滞在。 ストライキあり、コロナありの賑やかなフランス生活を満喫しつつ、スイスやドイツ、オランダなどヨーロッパ各地を巡り、たくさんの景色や人との出会いを通じ、暮らしの中の美【Art de Vivre】を発見する日々を過ごしました。また、日本を離れることで自分の中に芽生えた「あたらしい日本観」や「暮らしの形」も回想しながら綴っていきます。

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