見出し画像

暗譜完全攻略ロードマップ

こんにちは、にしじまです。
今回は楽譜を覚えて演奏する
暗譜(あんぷ)の攻略方法を解説します。

■暗譜をする理由=頭の空き容量を作る

もしかすると暗譜って
本番の時に楽譜を見ないで吹くためにするものだ
と思っている方もいるかもしれませんが
実は楽譜をある程度覚えることで
レッスンの先生や指揮者のアドバイスを
すぐ演奏に反映できるようになれるんです。

演奏をするときに同時にいろんなことをしている

というお話は以前に紹介しましたが
なにか1つでも作業を減らして頭の中に余力を作れたら
演奏中の難易度が下げることができると思いませんか?

そこで登場するのが楽譜を覚える暗譜です。

目をつぶって吹けるようにする!
までいかなくても
必死に音符を読まなくても演奏できる程度まで覚えると
レッスンがサクサク進んで上手になるスピードも上がります。

身軽に

■暗譜攻略の代表格3つ

ざっくり次の3つくらいの方法に分かれるんじゃないかと思います。

3つの方法

♦身体(運指の動き)で覚える
 
とにかく指の動きや腕の動きを身体にしみこませる方法。
 どちらかというと音符より数字を見ながら吹いていくスタイル。
 
たぶん多くの方が使っているんじゃないかと思う。

♦音(鼻歌やハミング)で覚える
 「ドレミ」で覚えるタイプもこのグループ。
 ピアノを習っている方はもしかするとこのタイプが多いかも。

♦楽譜を映像で覚える 
 楽譜を1枚の写真のように覚える方法。
 吹くときはその思い出した映像をもとに吹く、らしい。 
 私的には神業だと思っている。  

さて、みなさんはどこから攻めてますか?

■どうやって楽譜を覚えていくか

残念ながら上の3つの中で
最初に使うにはあまりお勧めできないものがあります。
それは、身体で(運指の動き)で覚える方法です。

楽譜をもらったら、すぐ指番号を書き込んで
その数字をじっと見て吹いている人、いませんか?
これでは肝心の音やリズムは覚えきれません。
だって円周率ノート1ページ分とか覚えられないし
「では50桁目からどうぞ」とか言われても無理でしょ?
(たまにすごい人はいるけど例外)

逆にどれだったら覚えやすいか、というと
音(鼻歌やハミング)で覚える方法だと経験上思います。
歴史の年号を語呂合わせで覚えるのと感覚は似ているかも?
(「794(鳴くよ)ウグイス平安京」みたいな感じのあれ。)

カラフルハンドベル


ドレミ(階名)で歌えなくても大丈夫!
楽譜に書いてある音の高さでラララとかで歌っても覚えられます。
大事なのはどの辺の高さでどんなリズムなのか、ということ。
運指で覚えるとリズムはわりと攻略できるかもしれないですが
音の高さについては対応しきれません…。
なので最初は音で自分の演奏するラインを掴んでいくのが良いです。

その後さらに、身体に運指を覚えさせる
というコンボ技がにしじまはオススメです。

映像で覚える

■暗譜の際のポイント

覚えるときに重要なのは速さ(テンポ)です。
いきなり楽譜通りの速さ(インテンポ)でやらないで
まずは超ゆっくりからやっていきましょう。

目標のテンポまでは時間はかかりますが
これが一番早いです。急がば回れ、ですね。

本番や合奏、レッスンまでに目標のテンポに到達できるように
計画を立てて進めていく必要があります。
超ゆっくりに設定したテンポから目標のテンポまで
メトロノームのメモリが何メモリあって
あと何日でそこまでいかないといけないか
というのを計算すれば
大体1日で何メモリ上げていけばいいのかがわかりますよ。

■まとめ

私は踊りながら楽器を吹くというお仕事を長年やっていますが
踊りか音かのどっちかを無意識にできないと
とてもじゃないけど対応がしきれません!(笑)
少しでも自動でできることを作らなくては!
と暗譜は研究したのでぜひお勧めしたいと思っています。

次回(6月23日配信予定)は
少しずつ部活動が動き始めたようなので
曲中での自分のパートの役どころを見極める
というお話をしようと思います。




イベント全滅中なので純粋に生活の糧になります… いつまで続くんでしょうかね… さすがにだいぶダメージが大きくて泣きそうです(苦笑)