数字に惑わされないで

乳がんになってみてわかったこと、それは、数字はあくまでも目安でしかないということ。

まずはステージ。ガンには1〜4までステージがあります。多臓器に転移があると、もうその時点でステージ4。

私は肺転移の疑いがありますし、乳がんとわかった時点で、しこりは5センチ近くありましたから、ステージ4と言われた時もショックはショックでしたけど、「まあ、そうなるわなぁ」とも思いました。

そして、精密検査の結果でki67というガンの進行の度合いを示す値は48%(15%以上は高値とされる)でした。

数字だけ見たらやばいでしょ?私。

でも、普通に生活してます。アトピーで夜眠れなかったりするとキツイことがありますが、ヨガインストラクターは続けてるし、抗がん剤は使ってないから髪も抜けてないし、なんならしこりは小さくなってるし、多分言わなきゃ誰も私がステージ4の乳がんとはわからないと思います。

画像1

数字というのは、目に見えないものを捉えやすくしてくれる反面、そこに囚われてしまいがちです。

数字を参考にして、治療方針を決めるのは、もちろんいいと思いますが、それ以上に自分の感覚というものを大事にする必要があると思うんです。

先生に、「ステージ4と言うとね、みんな余命を聞きたがるの。だけどね、余命なんて誰にもわからないんだよ」って言われたんですが、まさにそうだろうなって。

ステージ1で亡くなる人もいれば、ステージ4で余命宣告されても、ずーっと生きてる人もいる。

誰にもわからないけど、私はあとどのくらい生きるのかを人に決められたくはありません。

人はいつ死ぬかわからんのです。これは、決して悲観しているわけではなくて、例えば、元気でなんの異常もない人だって、事故に遭うかもしれない。どんな人でも明日生きている保証はない。

逆に言えば、ガンだからって明日死ぬわけじゃない。私は死ぬことを考えて生きるより、どう生きるかを考えていたいなあと思うんです。

乳がんになって、それまでよりも死を意識したことは確かです。だけど、どーも自分が死ぬイメージが湧いてこないんですよね(笑)

死ぬ気がしない(笑)強がりとかではなく。だって今元気だからねー。なんならガンのために始めた治療でアトピーが少しずつ改善してきて、だんだん元気になってきてるからねー(笑)


さっきも書いたように、いつ死ぬかなんて誰にもわからない。わからないことを考えたって仕方ないので、数字よりも自分の感覚を信じて日々を過ごしています。


数字にとらわれて、不安に支配されると、それだけで体調は悪くなると思います。それに楽しくないですよね。せっかくなら生きることを楽しみたいし、生きることを楽しむこと自体が病気を治すことにも繋がると私は思っています。

ガン細胞をやっつけてくれる、NK細胞は、笑うと活性化するんですって。生きることを楽しまなきゃ、笑えませんよね!

だから、ガンを忘れるくらい笑って楽しく生きましょう!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?