私が乳がんになるまで(その1)

こんにちは。ヨガインストラクターのaya.です。

!注!弾くフリしてるだけです(笑)

乳がんについて書いていくにあたり、簡単に自己紹介をしてみようと思います。

私は1980年生まれ、現在38歳、独身です。福岡でヨガインストラクターをしながら、実家に一人で暮らしています。両親が離婚したため、父とは一緒に暮らしていません。母は2014年に亡くなり、弟は就職を機に実家を出たため、私が一人で実家で暮らしているわけです。


2014年に母が亡くなったと書きましたが、母は不眠から鬱病になり、最後は自ら命を絶ってしまいました。それにより、何でも母に頼りきりだった生活が一変、一気に、全てが自分に降りかかってきました。

転職したばかりの仕事もうまくいかず、眠れなくなり、食欲もなくなり、常に謎の恐怖感に襲われるようになり……一年足らずで仕事を辞めました。

そこからはバイトをしながら、ずっと続けていたヨガをもっと勉強しようとヨガインストラクターの養成講座を受け、同時に代替医療の勉強を始めました。


なぜ、代替医療かというと、母のこと、それから自分がアトピー性皮膚炎であることが関係しています。

母は不眠になる一年ほど前から体調を崩し始めました。更年期だったことも関係しているとは思いますが、それにしても原因不明の不調が多かったんです。代替医療を学ぶことは人間が本来持つ自然治癒力を学ぶことであり、人間の体について知ることで、どうして母が鬱病になってしまったのかわかるのではないかと思ったからです。

同時に自分自身が物心ついた頃からアトピーで、ずっと使ってきたステロイドが、だんだん効かなくなってきました。鬱病であった母も薬を飲んでいたのに、治らなかった。私も薬をずっと使ってきたのに治らない。それどころか、効かなくなってきた。

「薬って、なんなの?!何のためにあるの?!」そんな疑問がふつふつと湧いてきて、それに対する答えも代替医療を学ぶことで得られるのではないかと思いました。


そんな中、2015年8月に左胸にしこりがあることに気がつきます。その頃は目視では全然分からず、触ると手に触れる程度。そして手が当たったり、外から衝撃が加わるとジーンと痛む。気になったので、病院へ。この時はマンモグラフィーとエコーのみでした。結果は良性とのことで、経過観察となりました。

それ以降は痛みもおさまり、病院からは1年に1回は検診を受けるようにと言われました。しかし、マンモグラフィーの被曝の影響やアトピーの人はガンにはなりにくいということを聞いたこともあり、それから3年、検診を受けることはありませんでした。


ここで、よくあるのが、マンモグラフィーについての是非。どんな問題についてもそうですが、立ち位置が変われば意見というものは180度変わっちゃうんです。100%万能なんてものは存在せず、メリットがあればデメリットもある。

多分今、「3年も放置するからだよ!」って思った人、たくさんいると思います。実際、たくさんの人に言われました。

確かにその通りです。否定はしません。しませんけど、私は自分の選択が間違っていたとは思っていません。確かに、毎年受けていたら早期発見できていたのかもしれません。でもそしたら、即手術をされていた可能性が高い。

順を追って書いていきますが、乳がんと診断された時、私のガンは4.8ミリありました。私、胸がそんなに大きくないんで、下手したらガンの方が胸よりも突き出てたくらいで(笑)服の上からでもハッキリわかるくらいの大きさだったんです。

そのおかげで即手術とはならずに済みました。手術するには、あまりに大きく育ってたんですね…………。

ある程度知識を得てから病気のことがわかったので、自分の中の選択肢もたくさんありました。(ただ、そのことで苦しむことにもなるんですけど、それはおいおい……)

そして被曝の影響も。体には影響がないっていうけれど、被曝量が少なければ少ない方がいいのは確か。それはもう、本人がどうしたいかに委ねられることだと思います。

多少被曝したって、安心が欲しいなら受ければいいし、安心のために被曝したくないよって思えば受けなきゃいい。ただそれだけ。


さて、話を戻します。

痛みは無くなったのですが、胸のしこりはじわりじわりと大きくなっていきました。最初は目視できなかったものが、気がつけば胸よりも主張しだしているではないですか!!しかし、それでも私は「アトピーはガンになりにくい」説を頑なに信じていて……

まあ、そもそも、「ガンにならない」とは誰も言ってないので、可能性は0ではなかったわけですけど、人間、自分だけは大丈夫って思ってしまうもんですよね……そして症状がないのをいいことに放置し続け早3年。

あまりに成長著しいので、違うとは思うけど、一回調べとこうと思い、2018年11月、3年前と同じ病院へ検査を受けにいきました。


結構な大きさの私のしこりを見ても先生は「多分良性と思うけど、細胞診しとこうね〜」という程度。なので、私も、「そうだよね、大丈夫よね〜」と思ったと同時に、「この先生、そんな軽々しいこと言って、悪性だったらどうするんだろう?ま、私は大丈夫だけど(←まだ言う)」とも思いました。検査内容は、マンモグラフィーにエコー、プラス針生検。

針生検というのは注射針くらいの太さの針をしこりに刺して、細胞を取る検査。麻酔はなしです。痛みは、注射する時くらいの痛さ。ただ、胸に針とか刺したことがないので(私の場合は脇にも刺しました)その恐怖心はありましたが。

検査結果は一週間後でしたが、もともとが楽観的な性格なのと、「自分だけは大丈夫」が発動して、何の心配もなく一週間を過ごしました。今思えば、この根拠のない自信、我ながらすごい(笑)





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