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進撃の巨人 アッカーマン考察

アニメシーズン1をニコニコ動画で放送開始した時からずっと、進撃の巨人をリアルタイムで追いかけてきました!!!

ここに来てラストが5月号ということもわかり、いよいよの終了に一言では言い表せぬ思いでいっぱいです。

このタイミングだからこそ、目一杯考察していきたいと思い、今回はさっきふと気がついた、アッカーマンについて書いてみたいと思います。


★アッカーマンの特徴

現在生存している、名前が分かっているアッカーマンは、リヴァイ兵長と、ミカサ。

アッカーマンは、巨人科学研究の副産物として生まれ、エルディア人(ユミルの民)をいじくり回しているうちに生まれた、と説明されています。

どういじくり回してどう生まれたのかの詳細は示されていませんが、特徴としては

リミッター解除する事で、巨人化はしないが一部の巨人の力を出せる。

リミッター解除の瞬間がある。

誰かに仕えることで力を発揮する。

歴代アッカーマンの戦闘の経験が流れ込んでくる。

等です。

今回、33巻を改めて読み、続けてマガジンで136話まで読んで、ふと気がついたことがありました。


歴代の記憶が流れてくるという特徴は、九つの知性巨人にもあるものです。

※進撃の巨人は未来の継承者の記憶も見られる、という特殊なものですが。

つまり、リミッター解除する事で使える巨人の力が、記憶の継承と身体修復力。それに伴う驚異的な戦闘力。

※現在のリヴァイが、あれだけ瀕死の状態でも生きてること、51話でアルミンに「野生動物」と言わしめたミカサの怪我修復の速さなど。

そして、135話でオニャンコポンに、獣のつぶてを避けてと叫んだ時のミカサとリヴァイの予知能力が、進撃の巨人の未来が分かる能力をほんの少し持っているように見えました。

私が常々1番気になっていたのが、アッカーマンにはリミッター解除の瞬間が必要であるという事。

巨人であれば、脊髄液の摂取により巨人の力を得るという事が明確になっているのですが、アッカーマンだけは巨人の脊髄液が関係せず、「リミッター解除」という曖昧な要素で語られています。

では、リミッター解除はどんな時に起こるのか。

ミカサが人攫いに捕まって縛られていた所に、助けに来てくれたたエレンが目の前で殺されそうになった際、エレンから「戦え!」と言われた瞬間に起きていました。

生死の境目に居るエレンを助けたいと感じたミカサ。

このリミッター解除の状況が、あの状況と似ていると思ったんです。

始祖ユミルが、フリッツ王を槍から助けたあのシーンに。

アッカーマンが、誰かに仕えることで強くなる。

ケニーもリヴァイもミカサも、誰かの矛になろうと心に決めた時、圧倒的な力を発揮しています。

今回リヴァイは、エルヴィンの命令をしくじったこと事は一度も無かったと語っていました。

これも、始祖ユミルが初代フリッツ王の奴隷として、命令に従い続けてきた事と重なります。

そこでふと思いました。

アッカーマンのリミッター解除は、始祖ユミルが初代フリッツ王を槍から救ったあの状況を再現する時に行われるのでは無いかと。

この人を護りたい。

始祖ユミルは、愛し愛されることに憧れ、その思いから初代フリッツ王を身を呈して護ったけれど、その想いを受け取ってもらうことが出来ず失望して、巨人としての生涯を終わらせました。

その”想いを果たしたい”という部分が、

「巨人ではない私でこの人を護り、認められたい」

という、巨人にはならないアッカーマンとして具現化したのでは無いかなと思いました。

つまり。

ミカサの存在は、始祖ユミルにとっては、

果たせなかった

渇望している

愛されたい

本当は求めて止まない、実現したい私、そのものなのではないか。


エレンが104期のみんなを自由にしている理由は分かるのですが、

エレンの横で暗い目をして地ならしをし、アルミンを捕らえ歴代九つの巨人を湧きまくりにしている始祖ユミルが、何故アルミンを殺さず104期が所有する巨人化能力を奪わない事を認めているのかが、めちゃくちゃ気になっていたのですが、

もし、ミカサに初代フリッツ王を護ったときの自分を重ねて見る事ができたなら、ミカサがエレンを護り、エレンからの愛情を得ることができた時に。

始祖ユミルが本当に心から求めていたものが報われて、

始祖ユミルの物語は、やっと終えられるのではないかと。

その象徴として、きっと最後にマフラーがエレンの手によって、ミカサに巻かれるのかなと。

最終話はそんな予想をしています。


アッカーマンは、”巨人であることを止めた始祖ユミル”を象徴しているのではないか。

と言うのが、私の考察になります。


拙い考察ですが、ここまでご一読下さり有難うございました。

リアルタイムでこうして予想や考察をする事ができるのもあと僅か。

こうして色々と思いをめぐらすことができる、素晴らしい作品との出会いに、感謝しかありません(*^^*)


そして最後に、私がずっと読ませて頂いている、進撃の巨人の考察サイトをご紹介致します。

本当に深い考察を続けられていて、進撃の巨人の伏線を読み解きながら読む楽しみを教えてくださった、アースさんのお陰で、今回こうして思った事を文章にしてみようと思えました。

本当に進撃の巨人を楽しむのに、オススメのサイトさんです。


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