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S2-R4 DMBA

*別プラットフォームで運営していた記事を移行したものです

R4の振り返りを。

SFにいる間は授業後もグループワークやプレゼンのリハーサルが続き、文字通り学校と滞在先との行き来で終わった数日でしたが、プレゼン4つ無事終了!

もうすぐこのプログラムでの初年度が終わる事もあって、大学院留学、そしてDMBAを選んだ意味をこのごろよく考えます。よく、(特に30歳過ぎてだからでしょうが)MBAなんて無駄だとの指摘を受けます。確かに、学びという事だけ見れば恐らくその通りで。MBAへの投資を別の所に向けた方が良いケースも沢山あるかもしれません。

私も、自分の選んだ道をずっと信じて来られた訳でもなく、近くにいる人たちには随分愚痴や弱音を漏らしました。一時は本気で退学や休学を考えていました。退学や休学の選択肢を100%排除した訳でもないですが、このところ学校で学ぶ事、DMBAにいることの意味が、出願する段階で考えていた事とは大分変わった形で見えてきた気がします。

まず、大学院で学ぶ事の1つの意義は「興味の無い事も学ぶ事」かと
独学だと、どうしても自分の興味のある事に集中してしまいますし
ニュースだって接する分野が偏ってしまいます。特に思うのは、何回か書いているSustainabilityの観点です。学校の授業が無ければ全く注目していなかった分野で、重要性を理解してもなかった。無理やり最初の2週間のリーディングのおかげで、あれ。これこれからのビジネスには欠かせないんじゃない?と自分ごとにする事ができました。

リーダーシップのクラスでも、組織がだんだんフラットに変化してきていて、特にスタートアップでは肩書きを無くしたり、ZapposのようなHolacracyを採用する企業が出てきているという。っていうような話は、企業で働いていた間には全く見えていなかった。

**また書くかもしれませんが、取り急ぎ組織論の詳しくはこちらの本を参照ください → Reinventing Organizations

他にもデザイナーたちがエクセルに悪戦苦闘したり、非デザイナーがプレゼン資料に挑戦したり。それぞれが挑戦する種と場所が与えられる環境だと思います。

もう1つの観点は、グループワーク
留学生同士での会話も、いつも話すのはそれぞれのグループでの経験。Non-nativeにとってはかなりキツイ。英語環境については、いろいろと思う所があるので別でまた書きますが、米国でずっと育ってきた人たちだけとチームを組む事は、これまでありませんでした。日本だったり、国際ビジネスの場でも結構珍しいと思います。International Businessの場では、英語nativeでもNon-nativeでも文化の多様性がもっとあると思う。

今学期は米国文化ベースのチームメート3人 + 私みたいな構成ばかりのセメスターでした。言語や文化だけに限らず、それぞれのスタイルがお互いに見えてきて、他のグループでも揉めているらしいというのをよく聞きます。でも、それも含めて大学院特有の学びだと思ってます。

大学院の授業って、学部の時のインプット+その応用とはまったく違ったスキルが求められます。学生の関与が多く、クラスを生徒が作っていっている感じです。なので、個々人の貢献がとっても重要になる。こんなにあるコミュニティに貢献したい、自分は何が持ち込めるだろうと想いを巡らしたのは
私にとって初めての経験です。

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さて話を戻し、R4のことを最後に少し。冒頭の写真はあるクラスの様子で、グループプロジェクトのパワーポイントプレゼンの代わりに、ポスターを使ってプロジェクト進捗を発表しているところです。

私たちのグループのはこんな感じ。

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Sustainable Cityという全体テーマのもと、街灯に焦点を当て。既存の街灯を活用し、人が集まる場所にしWifiや電気、広告の提供によって収益を上げるビジネスの提案をしています。クラスには、建築家や工業デザイナーが多いので、デジタルモックアップもかなり本格的です。そこにビジネスモデルや技術観点をメンバーが入れて行って完成させました。

今回、はじめてビジネスモデルとビジュアルデザイン、技術がうまく合った提案になったなぁと感じることができたので、このままファイナルもうまくまとめられると良いです!

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