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ファーマーズマーケットは、ベイエリア生活で数少ない現金を使う機会

*別アカウントで運営していた過去の記事を移行したものです(2019年)

早いもので、そろそろサンノゼに引っ越して4か月が経とうとしています。ベイエリアに来てからハマってるのが、ファーマーズマーケット。週末にはいたる街で開催されていて、結構な賑わいです。野菜や果物から加工食品だったりフードトラックで売られているような、すぐに食べる事ができる食べ物のブースもあります。

個人的に気に入ってるのは、トマト!スーパーで売っているものとは全く味が違うし、色々な種類を必要なだけ袋詰できるのが有難いです。他の野菜も、スーパーの単位が大きすぎることが多々あるので、量り売りはとっても助かります。

ただし、ここで一手間が。ほとんどのお店が現金決済のみなので、現金を持っていかないと何も買えません。特にベイエリアではとても珍しい事。量り売りだから、現金の方が早い&カードや電子決済の手数料回避&諸々の支払いサイクルとの関係などなどが合わさってこうなってると思うんですが、現金決済のみで成り立っているのがすごいです。

ある一部のブースが電子決済を取り入れたら、商品の味ではなく利便性での競争が生まれるかもしれません。電子決済できないでもない、というブースももちろんあると思うんですが、多分周りのビジネスとの兼ね合いのようなものもあるのではと感じています。

もうひとつ、電子決済化されていないのはチップですよね。個人経営のコーヒーショップなどでSquareなどのシステムで、電子サイン&チップを選ぶ方式が一般的になってきたので、クレジットカード&手書きのサイン方式だった時には持ち帰り分はチップ不要のような暗黙の了解があったのですが。。Squareだと持ち帰りでもなんとなくチップ払わないと失礼な気がします。

ただ、ホテルの部屋に置くチップや荷物を預けたりタクシーを呼んだりする時のチップは、未だに1ドル札が活躍しています。中国ではこういう所も電子決済なのかな?

この頃めっきり現金を使う機会は無くなってきましたが、ファーマーズマーケットは好きだし、生産者の方やスモールビジネスをサポートするのに現金を用意するのは苦ではありません。なんとなく、現金決済の方が暖かい気がするし!

ただ、売り上げを記録しデータ分析するという点では、手数料を上回る価値があるのではとも思います。時間の短縮になるはずだし、購入者の属性まではいかなくても、販売の傾向が分析しやすいはずです。ここがトレードオフですよね。



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