S3 R2 DMBA生はスケッチや工作スキルも磨きます

*別プラットフォームで運営していた過去の留学記を移行したものです(留学期間:2016-2018)

先週の授業では、プロトタイプ入門がありました。こんな感じで、レーズンの空き箱を分解し、新しく図面を引いて箱を作るエクササイズをやったり。

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デジタルプロトタイプのため、既存のアプリのスケッチをしてグリッドの勉強をしたり。私は以前書いたディズニーのアプリを選びスケッチしました。

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全てはExperience Studioというクラスのプロジェクトのためで、チームごとに畳一畳分くらいの大きさ⬇︎のスペースと厚紙を使って、未来の小売店ポップアップブースをデザインするというものです。

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デザインプロセスに則って、ユーザーインタビューをしながら進めています。"DMBA"なので、他のどのクラスでも提案にはビジネスモデルや収支モデルなども含める事が課されていますが、このクラスは「エクスペリエンス」設計を最終目標としているので、人間の五感を考慮したユーザージャーニーを考える事が中心です。

いくつか規制があって
+デジタルと現実のエクスペリエンスを両方盛り込む事
+サイズは前述の通り
+重量も制限されているので、材料には基本厚紙やダンボールしか使えない

⇨美しいポップアップを作ることではなく、ユーザーが設計されたエクスペリエンスを得る事が目的。

4人または5人チームで、チームごとに30くらいのテーマの中から好きなものを選ぶ。今年のテーマはこちら。私たちはランドリーをやっています。

・お花屋さん
ニューススタンド
自動運転車
ランドリー
AI
薬局
チーズ屋さん
セックストイ

最初の1か月で、テーマに沿ったリサーチをし、関係するビジネスを実際に訪問。私たちは、このような過程を置き、特にコインランドリーへ行って観察やインタビューを行いました。


+洗濯を億劫だと思っている
+洗濯するのが嫌い
+コインランドリーまでの移動が面倒
+コインを用意するのが面倒
+できれば自分で洗濯をしたくない

質問事項はあらかじめグループでガイドラインを定めておいたので、色々な場所の比較ができます。私たちのグループは、サクラメントに出張するメンバーがいたり、サンフランシスコ市内、オークランド、ロサンゼルス、オレンジカウンティと見事に分かれていたので、色々な場所の共通項が見られたかなぁと。

いきなりユーザーにインタビューするのは勇気がいるけれど、先学期のストリートインタビューよりもかなり楽だった。コインランドリーには暇を持て余している人が多いので、積極的に語ってくれました。他のテーマは現存するビジネスが無かったり、センシティブなテーマだったりと大変そう。。

インタビュー結果をAS ISのユーザージャーニーに起こし、課題を定義。そして、初期ブレストでストーリーボード(コマ割りでサービスを説明する、漫画のような感じ)を作成しました。最終的にはグループで一つにまとめるのだけど、まずは個人でこの3点を作って提出。

ジャーニーマップ

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ストーリーボード(絵心無くて泣けてくる。。。)

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更に授業では、1時間で即興でダンボールと紙を使って、デジタル画面と場所のプロトタイプを作ってコンセプトを紹介するというエクササイズもこんな様子です。結構怪しげ。

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今月は、個人の課題やこれまでに把握している情報・インサイトから、更にユーザーインタビューなどを通してグループでの方向性を決めていきます。

このチームは、お互いへのリスペクトがすごく感じられスキルも上手く分散している。みんな真剣に取り組んでいる反面、打ち合わせ時間もきっちりと効率的に使うタイプのメンバーなので、私はすごくやりやすいです。これからの展開が楽しみ!

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