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ペタ・マーケティング

なるほどそう来たか
コンビニにいたミスターセンクスは
人目を気にせずそう呟いた
少し驚いたコンビニのおばさん

店員は
在庫はもうこれしかないんですと言った
在庫数は数個だった

一度店を出たセンクスであったが
どうしても気になってしまい
買ってしまったのである
無計画に2つも買ってしまった

国民食ペヤング
色々なバリエーションを発売することで
話題性マーケティングでは
日本で一番ジャマイカと思うほどだ

色々な味のバリエーションは当然のこと
廉価版であるpeyongも話題になった
国民はみんな中国製のパチモンではないか
そう思っただろう

しかしれっきとした「まるか食品」の商品で
具や麺の量を減らしちょっと安くするという
ぶち抜けたアイデアを披露したのである

創意工夫されたペヤングの戦略であるが
ミスターセンクスが今回購入したものは
デカ盛り戦略の賜物である
タマモノである

通常量からからどんどん倍々となり
メガ・ギガと続いてペタに到達したペヤング

ペタマックスは通常のペヤングの
7.3倍のボリュームだという
カロリーは約4000kcal

4000kcalと聞いて思い出すのは
フルマラソンの経験である
フルマラソン完走後の消費カロリーは
たしか3500kcalあたりだった

そう考えればフルマラソンを走っても
チャラにならないほどのカロリーである
えぐい

ボリュームを多くするだけなら
どのメーカーでもできることだろう
差別化の源泉としては弱い

ミスターセンクスがすごいと思った点
ミスターセンクスを衝動買いさせた理由

それは
これがラーメンだったからである

ペヤングといえば焼きそばだが
これはラーメンである

パッケージをよくみてほしい
醤油ラーメンと辛味噌ラーメンである

まだ食べる勇気がないのでアレだが
この食べ物は焼きそばのように湯切りしないようだ
つまりスープが存在する

気になる必要なお湯の量は2.2ℓ
麺が吸収するにしても
スープを飲んだだけでも
約2ℓの水分と塩分を
ふんだんに吸収できる

体がおかしくなってしまいそうだ
絶対に1人で食べないでくださいという注意書き
コミカルに書かれているがこれはガチだと思う

特徴をどれか1つとっても突き抜けているのに
同じレベルの特徴が波のように襲う
現代において話題を呼ぶ商品とは
こういうものなのだろう

ペタから学ぶことは多い
それにしてもいつ食べたら良いのだろうか
タイミングがまったくわからない

それでさえも購入させるペヤングの誘因
素晴らしいマーケティング手法だ


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