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性交渉成功

「家政婦の政を性にして、家性婦にしたら良くない?」
出張中、助手席に乗るサルバドール・ヱビ氏がまた変なことを言い出した。
ちょうど信号待ちをしていたら、
「家政婦事務所」みたいな看板が見えた。
そこから着想爆発したのであろう。

家政婦が家にいたことがないので実感はないが、
家政婦とは炊事洗濯などの家事代行を業務内容とする職業である。

ミスターセンクスが出世しまくり、
家政婦をお願いすることになったと仮定する。
そこに来る家政婦は当然、美女である。
家政婦の名前はルーシーとする。

1日3食、ルーシーの作る美味しい食事を食べる。
センクスの胃袋はルーシーのものである。
ルーシーは夕食後19時に仕事を終えて帰る。
豪邸に1人残されたセンクスは、
己が履いたおパンツをルーシーが丁寧に洗濯している姿を妄想し、
毎晩昇天を繰り返すのである。

その妄想はパンパンどんどん膨らみ、
ある日の18時50分くらいにセンクスは言うのである。
「誕生日の今日くらい、一杯付き合ってくれないか?」
真面目なルーシーは答える。
「規則ですのでそれはいけません、ご主人様」
センクスは花束をルーシーに渡し言う
「ルールは僕たちで決めることだよ、ダーリン」
それから2人は、
ルーシーがベッドメイクした美しいシーツの上に倒れ込むのである。

というシーンはありがちだと思うが、
実際そのことが明るみにでてしまうと、
ワイドなショーなどで取り上げられ、
色々と大変そうである。

そんな時には家性婦である。
家事のお手伝いもしれくれるし、
アチラのお手伝いもしてくれるのである。
いわば家政婦と風俗を掛け合わせたサービスだ。

これはなかなかのアイデアなのである。
性交渉成功!とか言わなくても、
サービスメニューに入っているから心配不要だ。

しかしこのサービスは爆発的には広がらないだろう。

性交渉を成功させることでオトコはデキルオトコになるのである。
交渉せずに性交渉できることはプロセスの効率化であるが、
そのプロセス自体が性交渉の充実感に密接に関わるからなのだ。

そう考えてみると、家政婦のままで良い気もするのであるが、
家性婦という3文字には相当な妖艶さを感じるのも否定できない。

仕事中だというのに、我々は何を考えていたのだろうか?

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