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Mr.Thanksはマイノリティの道を行く

なんとも喜ばしいニュースが飛び込んできた。
日本市場の販売台数におけるMT車の比率は、
わずか2.6%(2017年)なのだそうだ。

それに加えてMr.thanksのジャイキリ号は、左ハンドルだ。
当然左ハンドルは会社を購入する際にしか選べないが、
日本市場の販売台数における左ハンドルの比率は9.1%なのだそうだ。

これが何を表すのか。
2.6%中の9.1%は、0.24%だ。
つまり私の選択は0.24%が選択した車となる。
残り99.76%の車は右ハンドルでありATの車だ。

なんというマイノリティ。
そしてそのマイノリティから来る底知れぬ優越感。

所有欲という言葉があるが、
マイノリティな選択をしたことで得られる優越感から来る所有欲は強い。
ある意味、日本のほとんどの人と被らない選択をしたいのである。
それでこそ愛着を持って接することができる相棒なのだ。

そんなことを想いながら意気揚々とコインパーキングへ入庫した。
駐車券を取ろうとしたが、左ハンドルだ。
精一杯手を伸ばすも全く届かず、
あの紙切れ1枚を取るためだけにシートベルトを外し、
車を降り、駐車券をGETする。
これは非常にマヌケな光景である。

これを解消するためにマジックハンドを車に積んでおく人がいるらしい。
まぁそれも十分マヌケなのだが、駐車券を取るときならともかく、
お支払いの時のお札や硬貨を入れるあの小さな隙間に、
マジックハンドで対応できるとは到底思えないのだ。

この経験を通じて確信したことがある。
マイノリティには理由があり、
それを乗り越えるには多少の不便は笑ってやり過ごす必要がある。

ここ日本では圧倒的に右ハンドルが有利な環境で出来ており、
車は圧倒的にAT車の方がベンリなのだ。

この不便を乗り越えてマイノリティな選択をする理由。
それはMr.Thanksが変人なことに他ならないのである。

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