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第一人者と一輪車

今日の会話の中で、第一人者という言葉が出てきた。
ある社会や分野でもっともすぐれていて、他に肩を並べる者がいないほどの人。

知財の第一人者である東京大学のなんとか先生に聞いてみます。
まぁこんな感じである。

さて、第二人者はどこに行ったのだろうか。
第一となれば第二がいてもおかしくないであろう。
二がないのであれば、絶対的であり唯一の存在であるミスターセンクスのように語られなければいけない。

そもそも第一人者は誰が決めるのだろうか。

そうだ、この際「第一人者グランプリ」を開催しようではないか。
我こそは第一人者だと思う世界の猛者どもを集め、分野別で戦わせるのだ。
その分野で自分が持つありったけの知識を延々と論じながら、一輪車で東京アクアラインを疾走するという競技とする。
誰が最後まで一輪車に乗っていたかにより1位〜6位までを決め、第一人者から第六人者までを決めるのだ。
その際に論じられた凡人には理解不能なむずかっしい論は全く加味されない。
つまり全くの無駄だ。
表彰された記念として、ウンチクと刻印されたウンチを差し上げよう。

第一人者とはこのくらい曖昧な言葉である。

その曖昧さを利用し、第一人者セルフブランディングをするのはどうだ?
ニッチでエッチな分野に的を絞り、自分自身を第一人者として崇めるのだ。

例えばベロの裏側中央にある筋的な部分にどのような刺激を与えたら快楽を与えることができるかという分野の第一人者はいかがだろう?
ベロの裏側中央にある筋的な部分の医学的な第一人者は存在するであろう。
しかしエッチな方向での第一人者はいないはずだ。

第一人者になったからといって安心してはいけない。
自分のベロの裏の筋的な部分を犠牲にして必死に研究した第二人者がすぐそこに迫ってくるかもしれない。

ニッチでエッチな思考と一輪車に長く乗る練習は今すぐに始めるべきなのである。

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