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訓練されたMUNOU

訓練された無能
訓練されているにも関わらず無能だ
つまり訓練した人の努力は水の泡であり
訓練された方は厳しい訓練に耐えたのに無能になった。
Win-Winとか良く言うが、Lose-Loseの関係である。

社会学者であるマートンさんが説いた「官僚制の逆機能」の代表的な症状である。
訓練された無能とは、
極端な規則などに固執した結果、変化した状況に適応できなくなると言う意味だ。

官僚制組織は合理的で支配的な支配システムであり、
形式的で恒常的な規則によって運用されるのが一つの特徴だ。

その規則がいきすぎた結果、逆機能が働きみんな無能になっちまった。
規則に準ずることが目的となり、その外側に出られなくなったイメージだろうか。
ちなみに目的の置換も官僚制の逆機能の一つとされている。

ここで言う無能とは、応用力がないと言うことだ。
つまりクリエイティブではない。

もっとお仕事もクリエイティブにこなすべきだと思っている。
訓練された無能よりも放任された有能になるべきなのだ。

この後ろに隠されている問題は、
相対的に指示待ちスタイルのサラリーマンが多いことが挙げられる。

「今日はあれやってこれやってこうしなさい」と言われる方が
「結果だけ出してくれればあとは自由にやって」と言われるより楽なのである。

考えたり創意工夫したりすることが、多くのリーマンには苦痛なのだ。
せっかくの脳みそをもっと使ってあげないと勿体ない。

放任された有能になるためには、自ら道を切り開く力が必要なのだ。


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