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Cause-related marketing

Cause-related marketingまたの名をCause marketingと呼ぶヨーダ。
英語力がカスな私には言葉からどのようなマーケなのか想像できない。
ジョンレノン並みのイマジンを活用しても無理ゲーだった。

Causeという言葉は原因だ。
Relatedということは関連したということになる。
つまり原因に関連したマーケティングだ。
どういうこっちゃ。

よく調べてみると、Causeには大義や慈善活動といった意味合いがある。
そう、「これ買ったら一部をここの慈善団体に寄付しますよ」のやつだ。

日本では1960年にスタートした、ベルマーク運動が先駆けらしい。
CSRは単なる慈善活動であるが、
最終的には企業のブランドイメージアップ・利益拡大を目的とする。

この活動、私にはWin(企業)-Win(消費者)-Win(社会)に見えてならない。
かなり激しくウィンウィンしちゃってるのである。

企業にとってこの手法をとることは、
社会的な問題に取り組んでいる姿勢を表現することができる。
アメリカでは価格と品質が同じであれば、
コーズ商品を選ぶという調査結果も出ているらしいので、
差別化戦略としても十分に有効なのではないだろうか。

私は消費者としてこの手の商品を購入したことが何度かある。
私の性癖じゃなくて興味分野の問題もあるかと思うが、
アウトドアブランドが自然保護団体への寄付をうたって
実施しているケースが多いような気がする。
なぜかわからないが、
1% for the planetなんてタグが付いている商品は購入決定がしやすい。
そして何だか良い気持ちになるのだ。通常以上、昇天未満だ。

社会にはたくさんの問題がある。
貧困の問題・環境の問題・センクスの問題など、
それを解消しようとたくさんの慈善団体が活動しているわけだ。
こういった活動が活発化すれば、団体が活動できる資金が増え、
活動の幅も増えるだろう。

今までの事例を見ていると、大企業でBtoCの企業が行なっている事例が多い。
BtoBでも中小でもどんどんやったらいいんじゃないかと思う。
地方のスーパーマーケットでは、
地元の農家さんが作った野菜などを売っている。
農家さんが作っている野菜は、当然その土地が豊かだから美味しく育つ。
野菜の売り上げの一部が、地域の自然保護活動に役立つとうたったら。
見てますかー?地方のスーパーの皆さん見てますかー?

この活動に大切なことは透明性だと思う。
つまりその資金がきちんと使われましたよというフィードバックだ。
セブンイレブンの募金箱に、
「25,637円集まりました」みたいなフィードバックがある。
具体性がなく、ちょっと残念だと思う。
おそらくUNICEFを筆頭とした大きな団体への寄付では、
具体性を見出せないのだと思う。
UNICEFの活動に使われました。以上。

ヒントになるのはクラウドファンディングだ。
少額の細分化されたプロジェクトを用意し、
そこに寄付されるような仕組みにすれば、
具体化が増し、消費者の貢献感は上がるだろう。
企業としても参画するプロジェクトを選べるので、
企業姿勢のカラーが出やすくなる。

非営利法人センクスでも、
ありがたい石を買うとその0.1%がセンクス教へのお布施になる
なんてコーズしたいものだ。

という冗談はさておき、
ぜひ実現させていきたいアイデアだと書きながら思った。

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