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【社会人のための“教育ってそうなってるのか!”講座】オンライン授業と対面授業と。

2学期に入っていろいろなことが動き始めたり、
キャリア教育コーディネーター養成講座が動き始めたり、
と、めまぐるしい2週間でした。


一方では、オンラインで高校の授業。
もう一方は、
キャリア教育コーディネーター講座を対面で開催。
オンラインと対面、
どちらかがより優れているとかいうことではなく、
どちらもその良さがあり、
やはり組み合わせを考えるべきなんだなと思いました。


高校でのオンライン授業は、
外部講師を各クラス1名ずつオンラインでつないだ授業。
クラスにいる担任の先生と協力しながらの運営です。
 (感染症対策に気をつけながらのグループワークも)
教室の様子が把握しづらいというデメリットはあるものの、
やはり遠隔地ともやりとりができるというメリットは
大きいなぁと思いました。
お互いが「初めての試み」ということもあって、
こまめにコミュニケーションをとりながら、
役割分担したり協力したりしながら進めるという、
協力関係の密度が高くなったという点も、
結果的にはとてもよかった点。

しかし、
機材の設定など、先生への負荷が高くなっているのでは?
というのは懸念事項でもあります。
ICT支援員の配置などの課題も見えてきました。
こうしたことも含めて多様な外部人材が関わっていくことで、
学校がもっともっと、
おもしろくなっていくんじゃないかとも思いました。


一方で、対面の集合研修の実施。


感染症対策を考えると、
簡易パーテーションにマスク着用という
非常に不自由なグループワークとなりました。
換気のための窓やドアを開けていると騒音も多い。
そんな中ではお互いの声はどうにも聞きづらい。
致し方ないこととはいえ、厳しい時代です。

ですが、
休み時間や開始前のワイワイとした雑談など、
オンラインだったとしたら起きづらい時間が、
初めて会う人同士の人間関係構築に
大きく影響しているんじゃないかと思うシーンも
たくさんありました。
リアルに人に会う、ということの意味は、
こんなところにもあるんじゃないでしょうか。


いずれにしても、
構想だけではなく、実践してみることで
わかってくることが多いのだと思いました。

コロナ前に戻ることは、ほぼナイのだとしたら、
こうして実践も繰り返しながら、
新しい姿を作っていく必要があるのですね。


松倉由紀
キャリア教育コーディネーター・教育研修プランナー。1975年長野県上田市生まれ。静岡大学人文学部卒業。地元での就職に失敗(4か月めで退職届!)ののち、大手通信教育会社、人材派遣会社、コンサルティングファームを経て現職。キャリア教育の領域で教育プログラム開発と「しくみ作り」をする「企画屋」「クリエイター」であり「風呂敷たたみ屋」。2016年4月個人事業主から法人成り(株)ax-factory(https://ax-factory.wixsite.com/corporate)を設立。2020年京都造形芸術大学通信教育部(グラフィックデザイン)を卒業。デザインで学びをおもしろくします。
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