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【社会人のための“教育ってそうなってるのか!”講座】 GIGAスクールも探究も、大人がやってみないとね

今年も小中高のキャリア教育実践基礎講習の
集合研修が始まりました。
対面での集合研修はとても大事にしているのですが、
いまの小中学校の現状を体験してみよう!
ということで、
googleクラスルームを併用しながら学んでいます。
体験してみると、
意外とおもしろいなぁと思うことがたくさん。

こうして体験してみると、
教育の現場の変化を、
大人もいっしょに楽しみながら学んでいけたら
いいんじゃないかと思っています。

チャレンジしたいのは、以下のようなことです。

●ICTで協働学習をどう促進する?

googleクラスルームがまさにそうなのですが、
対面で話し合いながら
スライドやJambordでまとめていく協働作業。
いま、いろいろな学校でみられる光景だと思います。
同じ机を囲んでいるのに全員がPCを見ているという、
外から見ると不思議な感じがありますが。
やってみるとわかってくるのは、
手書きでまとめていく作業と比較すると
書き直し、やり直しがしやすいし、
むしろいくらでもやり直しできる点は、
ICTならではの良さだと実感できます。
メンバー間・他のグループとの情報共有が
容易にできること、
各自が手元の画面で内容をしっかりみれる点も
模造紙などの手描きツールと比較すると
メリットが大きい。
ネットにつながっているので、
関連する情報をすぐに検索できるところも
大きく違いますね。
ビジネスシーンでは当たり前になりつつありますが、
これを、学びの手法としてどう活かしていくかは、
研究の余地あり!と思ってます。
いろいろ試して試行錯誤してみたいところです。
一方で、アナログ・手描きの良さや価値を
再認識できるかもしれません。

●大人も探究をやってみよう!

もうひとつ、探究的な学びについても、
いま、特に高校の先生たちが
「どうやって取り組んだらいいんだろう?」という
悩みを抱えている部分じゃないかと思います。
いろいろな手引書も出版されていて、
ある程度の「フレーム」みたいなものもありそうですが、
まずは、大人がやってみる必要があると思っています。
私たちくらいの世代だと、
小学校の夏休みの自由研究くらいしか
経験がないんじゃないでしょうか。
私は数年前に通信制の大学で卒業制作を経験し、
 (グラフィックデザインのクラスだったのです)
自分が向き合いたい課題を発見するところから始め、
どうデザインで解決するのか、
表現していくプロセスを体験して、
本来であれば、大学での学びは探究だったのだと、
やっと気づきました。
でも、私のように、
大学は単位を取るだけになっていた人も多いはず。
手法やフレームについて語る前に、
まずは自らが探究している大人、
それを楽しめる大人ででありたいと思います。

後者に関しては
勉強会(体験会?)も企画してみたいところ。
やってみたらおもしろいと思うんですよね。


松倉由紀
キャリア教育コーディネーター・教育研修プランナー。1975年長野県上田市生まれ。静岡大学人文学部卒業。地元での就職に失敗(4か月めで退職届!)ののち、大手通信教育会社、人材派遣会社、コンサルティングファームを経て現職。キャリア教育の領域で教育プログラム開発と「しくみ作り」をする「企画屋」「クリエイター」であり「風呂敷たたみ屋」。2016年4月個人事業主から法人成り(株)ax-factory(https://ax-factory.wixsite.com/corporate)を設立。2020年京都造形芸術大学通信教育部(グラフィックデザイン)を卒業。デザインで学びをおもしろくします。
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