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【社会人のための“教育ってそうなってるのか!”講座】どんな職業も子どもの学びの題材になる


コロナ禍でなかなかイベントを開催しずらい状況ではありますが、
今年は「シゴト小学校」を開催することにしました。
小学5−6年生を対象とした仕事体験イベントです。

今年は以下の4つの仕事が登場します。

●マーケティングリサーチャー
●人事採用
●謎解きクリエイター
●ツアーコンダクター

今回の社会人先生はいずれもキャリア教育コーディネーターです。

これまでも、初めて社会人先生をやる方は、
次のような不安をもらすことがほとんどです。

「この仕事は子どもには理解しずらいんじゃないでしょうか」
「子どもが興味を持つほどおもしろい仕事じゃないです」

ですが、声を大にして言いたいのは、

「そんなこといっさい、ないんですよねー。
 どの仕事もおもしろいし、
 子どもにちゃんと伝わりますから!」

ということです。

体験プログラムの開発にあたっては、
まず、それぞれの仕事の「いちばん大事にしていること」や
「いちばんやりがいを感じる瞬間」を
お聞きするところから始めます。

今回登場するお仕事の中では・・・

「楽しい旅行を考えるだけじゃない。
 いちばんやりがいを感じるのは、
 トラブルが起きても、それを乗り越えたところで
 お客様から”ありがとう”と言ってもらえること。」
「どんな人がどんな商品を買ってどう使うんだろう?
 いつもいつも妄想している。
 妄想することと調べることが仕事。」

というような話が出てきました。

これ、そのお仕事を知らない人からみると、
「そういうお仕事なんだ!」という発見だったりします。
子どもたちが知っているお仕事でも
そうでないお仕事でも、
その仕事ならではのおもしろさが詰まっています。

さて、ここからは、
どうやって子どもたちに伝わるように・わかるように
体験プログラム化するかがキャリア教育コーディネーターの仕事。

今回の4人の社会人先生が集まってのプログラムレビュー会では、
実際にやってみて意見交換を行いました。
無意識にビジネス用語を使ってしまっている部分があったり、
内容を盛り込みすぎてしまっていたり・・・
そのため、意見交換の論点はどうしたらわかりやすくなるか。
オンラインで参加したメンバーも含めて、
いろいろな視点からの意見交換を行い、
プログラムはさらにブラッシュアップされました。

こうして、
小学生には接点がない、知らない仕事に触れることができる、
いろいろな仕事の裏側にある「大切なこと」を実感することができる、
そんな体験プログラムができあがっていきます。

どんな職業も子どもの学びの題材になるのです。

当日のプログラムがとても楽しみです。
小学生のお子さんがいる方、ぜひどうぞ!


松倉由紀
キャリア教育コーディネーター・教育研修プランナー。1975年長野県上田市生まれ。静岡大学人文学部卒業。地元での就職に失敗(4か月めで退職届!)ののち、大手通信教育会社、人材派遣会社、コンサルティングファームを経て現職。キャリア教育の領域で教育プログラム開発と「しくみ作り」をする「企画屋」「クリエイター」であり「風呂敷たたみ屋」。2016年4月個人事業主から法人成り(株)ax-factory(https://ax-factory.wixsite.com/corporate)を設立。2020年京都造形芸術大学通信教育部(グラフィックデザイン)を卒業。デザインで学びをおもしろくします。
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