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アクセルエンターメディア、note開設にあたって

みなさん、こんにちは。
アクセルエンターメディアの代表取締役をやっている田島です。

会社でnoteをはじめることになり、一発目の記事を頼まれました。
代表なので、初回くらいは自己紹介がてら記事を投稿したいと思います。

アクセルエンターメディアという会社は、声を発することができないので、代表取締役である僕が代わって代弁します。

12周年迎える中での試練

数週間前、おかげさまで、アクセルエンターメディアは、12周年を迎えました。12歳の誕生日です。

人間で言えば、小学校6年生の歳ですから、まだまだ子供みたいなものですが、創業以来、10歳の誕生日までは、業績絶好調で、お調子者としてこの世の春を謳歌していたものの、10歳にして大きな試練に立ち向かわなければならなくなりました。そして、12歳の今も、その試練に立ち向かい続けています。

その試練とは、言うまでもなく、新型コロナウィルス、COVID-19の世界的流行です。

我々は、創業以来、主に、音楽業界・芸能界を中心としたエンタメ業界に、ファンクラブ、ECをはじめとしたITソリューションを提供してきました。ファンクラブからスタートして、EC、オフィシャルサイトなどのウェブ周辺全般、電子チケット、ライブ配信、ゲーム、企画・開発・運営から、バックエンドのインフラまで、今では、エンタメ業界のDX化全般を、風上から風下まで、ワンストップで提供するようになりました。

運営しているファンクラブも100を優に超え、対象も音楽・芸能のみならず、アニメ、ドラマ、舞台、スポーツと広げています。

順調に成長して、これからさらに勢いをつけて・・・と思っていたところで、突然、新型コロナウィルスという大嵐が襲ってきました。

コンサートや音楽ライブ、舞台などの人が集まるイベントはもちろん、ヒトとヒトが直接会うこともままならない日々が2年近く続き、エンタメ業界は大打撃を受け、我々も例外ではありませんでした。

創業以来経験したことのないような大打撃を受け、その後遺症は未だに続いていますが、そんな状況下でも、なんとか、12歳の誕生日を迎えられたことを、取引先のパートナーやクライアント、利用してくださっている多くのユーザーのみなさんに大変感謝しております。

乗り越えた2年間と今後

2020年の年明けから約2年間猛威を振るった新型コロナウィルスは、世界中では、未だ感染を拡大していて、韓国、ドイツをはじめ、感染者数が過去最大を記録し続けていますが、我々のオフィスがある、日本、とりわけ東京、沖縄においては、感染が収まりつつあり、沖縄においては、新規感染者数がゼロの日がでるほどになっています。ひとまずは、よかったよかった。

と少しほっとしていた矢先、今度は、オミクロン株という新種が発生して、またもや、先が不透明になってしまいました。

とはいえ、今のところ、日本国内においては、新規感染者数は、落ち着きを見せていて、我々の祖業であるエンタメのファンクラブが大きく関わる音楽コンサートは、徐々に復活の兆しを見せ始めています。

ただ、この2年間で、やっと再開されたコンサートやイベントは大きく変わってしまい、今なお変わったままです。歓声を上げることすら許されず、演者以外が全員マスク、飲み物すら飲むことが許されないという厳戒態勢。演者とのコールアンドレスポンスも、声をあげられないので、拍手で返すしかありません。

とはいえ、朝の来ない夜はないので、いつか、コロナ禍自体は収束するのです。ですが、収束したからといって、アフターコロナが、ビフォアコロナと異なる世界であることは明らかです。コロナ禍という大きなきっかけによって、世の中が大きく変化してしまいました。一度、変わってしまったものは、全部はもとに戻りません。

人それぞれに、ビフォアコロナの方がよかったこともあれば、コロナをきっかけに、今まで普及しなかったものが普及して、アフターコロナの方がよくなったこともあると思います。

この2年の変化はあまりにも急激で大きかったのですが、それは、きっかけが大きかったからというだけであって、それまでも、ずっと変化を続けてきました。

僕らの祖業のファンクラブでいえば、12年前に会社を作った頃は、スマホも普及していなくて、ガラケーメイン。スマホの月額制のデジタル課金手段がないという状態だったのですから。

昨日までずっと続けてやってきたことが、大きな変化の後では、突然、もしくは、徐々に、成立しなくなるかもしれない。
でも、成立しなくなったら、別の方法を取ればいいんです。

世の中が変化する中で、僕たちも、会社も変化していかなければなりません。
会社というのは、ただのハコですから、会社が変わるためには、会社を構成している僕たちが変わらなければなりません。

コロナ禍で考えた2つのこと

僕がこの大きな変化の中で考えたこと、感じたことが2つあります。

1つ目は、この大きな変化に会社が対応するためには、ここで大きく変わらなければならないということ。
僕自身は、初心に帰って、事業を見つめ直し、その中で新たな事業を生み出したり、外部企業との提携などをすすめるために動く。要は、当社を商品として、セールスして回る営業マンとして動くことにしました。

2つ目は、いろんな会社と話をしている中で、感じたことです。
当社のサービスの中には、世の中が大きく変化する中で、正直、時代に合っていないものも出てきており、それは、変えていかなければならないのですが、一方で、僕らが、12年間にやり続けてきたいことは、僕らが思っている以上に、他社さんや世の中では評価されているんだなということを感じる機会が多くありました。あれ?なかなか捨てたもんじゃないんだなと。

この会社を立ち上げたときに思っていた思いを、ただ書きなぐった文章、それが、未だに、当社のウェブサイトに載っています。青臭い言葉が並び、読んだ側に、勘違いをされることも多いこともあって(儲かんなくても、思いがあればいいというメッセージを出した覚えはないのですが、そう取られたりすることもあったので)何度も、ホームページからも消そうかと思って、未だに掲載をしている「本音バージョン」(ご興味ある方は、当社のホームページを御覧ください)というものですが、翻訳すると、取引先、利用者にも、そして、これが一番大切だと思っているのですが、自分自身に対しても、「正直に」やるということです。

最後に

少なくとも、僕は、「正直にやる」というこのシンプルな考えを元に、設立から、今まで、この会社を経営してきたつもりです。
例えば、いくら儲かるからといっても、「家に帰って話せないことは仕事にしない」というルールに沿って判断する。
こういうのを、単純に、正直にやるということをしてきました。

それを当社の従業員がやり続けてくれた。

それが、世の中で思ったより、ちゃんとご評価いただけているんだなと感じています。

あんまり、手前味噌ばかりを並べるのはどうかと思いますが、僕たちの強み、評価されているところは、きちんと認識した上で、そこを活かして新たな事業、提案に繋げていけばこりゃイケるな、とか正直、思ってます。

ちなみに、細かくて、分かりづらいですが、「正直にやる」というのは、「嘘をつかない」、「ごまかさない」とニアリーイコールなのですが、正確には、≒ではありません。

嘘をつかなければいい、ごまかさなければいいのではなくて、正直にやらないといけないと僕は思っています。
アクセルエンターメディアという会社は、これからも、取引先に、ユーザに、そして、自分自身に正直であることを守りながら、続けていくつもりです。
これからも、よろしくおねがいします。

このnoteでは、10数年間我々がやりつづけてきたことの中に、みなさんのヒントになりそうなことがあるかもしれないと思い、立ち上げるものです。

少しでも、みなさまのお役に立てれば、幸いです。