見出し画像

Shopifyで始める越境EC|ビジネス規模・売上規模に合わせた始め方

こんにちは。
株式会社アパレルウェブ・DirectionUnit所属のイトウです。

普段は新規案件のディレクション業務を行っております。
ご覧いただきありがとうございます。

今回は『越境』についてお話をさせていただきます。
越境ECといっても、本当にさまざまな方法があり、ビジネス規模や売上規模に応じた最適なアプローチが存在します。

そこで今回は基本的な始め方についてお話しできればと思います。

1. 小規模ビジネスの越境EC導入法|まずは手軽にスタート!

多言語&多通貨対応で初期設定も簡単
Shopify Marketsを活用して、多言語と多通貨に対応することが可能です。
例えば「Translate & Adapt」アプリを使うと、簡単な翻訳から始められるので、まずはシンプルに海外販売をテストしてみるのが効果的です。

Translate & Adapt )参考イメージ

Shopify Translate & Adaptは
アプリ内のボタン1つで、商品やコレクション、ブログ記事などあらゆるコンテンツを
Google翻訳を利用し、一括で自動翻訳可能なAppです

決済について
Shopifyで越境ECを始める際、ターゲット地域に合わせた決済方法を導入することで、現地顧客の購入体験をスムーズにし、カート離脱を防ぐ効果があります。

越境ECにおいて、主要な決済方法をご紹介させていただきます。

  1. クレジットカード決済(Visa、Mastercard、American Expressなど)

    • 特徴:世界中で利用されている基本的な決済方法で、多くの国で信頼されています。購入者の手軽さもあり、導入の第一歩として適しています。

    • 始め方:Shopify Payments(Shopifyが提供する決済機能)を利用するのが最も簡単です。Shopify Paymentsを設定すれば、主要なクレジットカードの決済が一括管理できます。

    • 注意点:Shopify Paymentsは国ごとに対応状況が異なるため、利用できない国ではStripeやPayPalなどの外部決済サービスも検討しましょう。

  2. PayPal

    • 特徴:世界的に認知度が高く、特にアメリカやヨーロッパでは多くのユーザーが利用している決済手段です。簡単なアカウント連携で、クレジットカード以外の決済オプションを追加できます。

    • 始め方:Shopify管理画面の「決済設定」でPayPalアカウントをリンクすればすぐに利用できます。購入者はPayPalアカウントから直接支払うか、リンクしたカードを使って支払うことができます。

    • 注意点:手数料が比較的高い傾向にあります。

  3. 地域ごとに人気のある決済方法(Alipay、銀聯(UnionPay)、Klarnaなど)

    • 特徴:特定地域のユーザーに人気のある決済方法を取り入れることで、現地ユーザーにとっての使いやすさを向上できます。例えば、中国向けにはAlipayや銀聯、ヨーロッパ向けにはKlarnaが人気です。

    • 始め方:Shopify Paymentsで一部対応しているほか、外部決済プロバイダを追加することも可能です。

    • 注意点:各国ごとに決済種別を表示・非表示を行うためには別途ShopifyAppで制御する必要があります。

  4. 現地銀行決済やキャリア決済(東南アジアや中東地域向け)

    • 特徴:特に東南アジア地域では、銀行や携帯キャリアと連携した決済が多く利用されています。

    • 始め方:Shopify App Storeにある各国対応の決済アプリをインストールする方法が簡単です。例えば、アジア向けには「dLocal」などのサービスもあります。

    • 注意点:銀行決済やキャリア決済は、取引完了までに時間がかかる場合があります。リアルタイムでの支払い確認が必要な場合は別の決済方法も併用しましょう。

2. 中規模ビジネスの越境EC導入法|ローカル対応を強化しよう!

Shopify Marketsで現地に合わせたサイト作り
Shopify Marketsを利用することで、国ごとに価格設定や税金の細かな調整が可能です。現地ユーザーのニーズに合ったサイトを提供でき、さらにセールやキャンペーンも現地に合わせて出し分けられます!
個人的にこのあたりが売上施策や販促計画を立てていくうえで重要な位置づけになっていくと思います。

3. 大規模ビジネスの越境EC導入法|本格的にグローバル展開!

国別に独立したShopifyストア運営
国別に独立したShopifyストアを運営することで、各地域の市場ニーズに応じたカスタマイズが可能になり、顧客に親しみやすいサイトを提供することができます。

API連携で在庫と配送をリアルタイム管理
Shopifyの場合、APIを活用して注文管理システム(OMS)や在庫管理システム(WMS)と連携をすることで、より効率的で精度の高い運営が実現できます。Shopifyであれば、Global-eのような越境ECサポートサービスとも連携可能です。


まとめ

Shopifyはビジネスの規模に合わせた柔軟な設定ができ、成長ステージに応じた越境対応が可能です。Shopify Marketsで多言語や多通貨の対応が簡単にできるのはもちろん、現地の税制や価格設定を詳細に調整できるので、地域ごとにカスタマイズした販売が可能になります。

まずはスモールスタートで現地ユーザーの反応を見ながら徐々に拡大していくのも良い方法かと思います。

グローバル市場を視野に入れた越境ECを、
是非Shopifyでスタートしてみませんか?

次回は越境ECを立ち上げた後によくある「不正決済とセキュリティ対策」「配送と返品ポリシーの設定」「地域ごとの法規制への対応」を中心に投稿させていただく予定です!

社内にShopifyや越境ECに関する知見も豊富にございますので、導入のご相談や詳細についてはお気軽にお問い合わせください。



いいなと思ったら応援しよう!