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UNIFIED COMMERCEのShopifyだからできるShopifyPOSを使ったOMO施策

こんにちは。株式会社アパレルウェブ・OMOデザイナーの赤坂テツノスケです。ご覧いただきありがとうございます。今回は『ShopifyPOS』についてお話をさせていただこうと思います。

さて、早速ですがみなさんはShopifyと聞いてどういうイメージをお持ちでしょうか?多くの方は『Shopify』=『ECプラットフォーム』のイメージをお持ちだと思います。実はこれ、正確に言うと違うんです

Shopifyは自分たちのサービスを『UNIFIED COMMERCE』と呼んでいます。これこそがShopifyとはなんぞや、という問いに対しての正しい答えです。

『UNIFIED COMMERCE』とは、小売に関するすべてを一つに統合した究極の形です。

振り返ると、小売のチャネルは店舗からオンラインに拡大し、さらにSNSが普及して、それにあわせて顧客は新しい体験を求めました。そしてその要求に応え、O2Oやオムニチャネル、OMOといったサービスが生まれて来ました。

しかし、それを実現するためには、各チャネルのシステムやデータを連携・統合が必須です。店舗やEC、SNSなどのサービスフロントである各チャネルの統合のためには複雑なシステム連携開発が必要となり、また複数のシステムやデータを管理しなくてはなりません。これを読んでいただいている方の中にも、そこでご苦労された方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

これをすべて解決するのが『UNIFIED COMMERCE』です。
『UNIFIED COMMERCE』を提唱するShopifyはオンラインチャネルを主軸として設計されているわけでなく、そもそもすべてのチャネル、販売、商品や在庫の管理、注文処理、さらにはマーケティングや顧客管理、サービスを一元管理するという設計思想で構築されています。さらに顧客体験の統合だけでなく、そのサービスを管理していく運営者側の管理統合も含めて考えられているのがUNIFIED COMMERCEであり、それを実現する唯一のプラットフォームがShopifyです。

その思想を持って設計・進化を続けるShopifyが、OMOサービスの実現に対して最適でないはずがありません。そしてそのShopifyの中で店頭チャネルにむけたサービスが店頭販売管理アプリである『ShopifyPOS』です。

常設店舗を展開するマーチャントはもとより、POP-UPショップ等で顧客とのブランドの世界観や商品との新しい接点を持ち、顧客に新しい体験を提供することは必須です。しかしこれまで話した通り、コスト、運用体制、システム相関性など、なかなかその実現にはハードルが高いのが現状です。しかしShopifyとShopifyPOSであれば、それを標準機能で簡単に実現することができるのです。今回は主な3つを紹介しましょう。


1. 店頭受け取り(BOPIS)

オンラインで注文し店舗で受け取ります。オンラインストア上で店舗受け取りが可能な店舗を自動で表示し、顧客は受け取りたい店舗を選ぶのみです。

店舗受け取りの受注が入ると、該当の店舗のShopifyPOSに通知が入ります。店舗は該当の商品の準備をしたあとに、ShopifyPOSから直接お客様へ、商品準備の完了のメールを通知します。購入する顧客側も運用する店舗スタッフ側にも余計なストレスは皆無です。とうぜんこのための開発は必要ありません。

左がストアイメージ。顧客はオンラインで受け取りたい店舗を選ぶ。すると右の通り該当店舗のShopifyPOSに店舗受け取り受注詳細が入る。店舗は該当の商品を準備して顧客へ通知するのみ。

2.自宅配送(Buy In Store Ship To Home)

店舗で決済してオンラインで自宅配送します。
店舗で商品を体験した後、店舗で決済した後にオンラインでお客様のお家に配送します。この機能を利用することで、店舗に在庫は置かず、体験だけを提供するショウルーミングサービスもすぐに行えます。通常店舗はもちろん、POPUP等にも有用です。

店舗で商品を選び決済すると、顧客の自宅へEC在庫から配送。店舗には実在庫をもたず体験フィールドとしてポップアップやショウルーミングサービスもすぐに実現可能。

3.カート送信(Select In Store Buy Anywhere)

POSに入れた商品をそのままECの顧客のカートへお送りすることができます。顧客が店舗で迷われた商品をそのままその商品が入った状態のECカートを送ることができます。顧客はその商品を好きな時に購入することができます。

ShopifyPOSからお客様が店舗で選んだ商品を直接カートへ送信。右のように顧客には商品が入った状態のカートがメールで送られるのであとは好きなタイミングでチェックアウトするだけ。


これはShopifyとShopifyPOSで実現できるサービスの一部です。しかしOMOサービスの主軸となる店舗とオンラインの融合に最も効果的なサービスを標準機能として開発や連携なしですぐに実装・実施することができます。

店舗受け取りサービスの実施による顧客の受け取り時の追加購買率や、リピート率の高さはすでにご存知の通りです。各チャネルを横断した購入実績もすべて一元管理なので細やかな施策もShopify内で完結できます。


アパレルウェブには最新のShopifPOS実機や体験用でも環境を常時複数用意しています

僕たちアパレルウェブは日本国内外含め数多くのShopifyPOS導入支援実績を持っています。弊社オフィスには実際にShopifyPOSを体験していただける実機やデモ環境も複数用意しています。実際に触ってみるとその優れた機能性を体感していただけるはずです。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

またShopifyJAPANが公開している、Shopifyをフル活用し、ビジネスを拡大するための知識が詰まった動画ライブラリーの「Shopify Connect Online」にて、僕がShopifyPOSについてお話させていただいた際のセミナー動画も公開されておりますのでこちらもぜひご覧ください!


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