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不正注文も怖くない!Shopifyの世界基準セキュリティで安心運営

こんにちは、株式会社アパレルウェブ・Operation Unitの京谷です。
日頃から、クライアント様のECサイト運営をサポートさせていただいております。

Shopifyに関するご相談で多いのが、セキュリティ対策についてです。
この記事では、以下のポイントを中心にShopifyの安全性と不正注文対策をご紹介します。


1. Shopifyのセキュリティ対策

Shopifyは、世界中で利用されている信頼されたECプラットフォームです。その背景には、次のような高水準のセキュリティ対策があります。

1-1.世界基準の高セキュリティ

Shopifyは、「PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)*」の最高基準であるレベル1認証を取得しています。また、各国のデータ保護法にも準拠した方法で利用できるように取り組んでいます。
*クレジットカード取引の安全な処理基準を管理する世界的な団体

1-2.SSL認証で情報を保護

Shopifyの管理画面やストアとの通信はSSL認証で暗号化されています。これにより、クレジットカード情報や個人情報が不正に取得されるリスクを軽減します。

1-3.二段階認証の導入

 ログイン時にIDとパスワードに加え、SMSで送信される認証コードを使う二段階認証が利用できます。不正アクセスのリスクを大幅に減らします。


2. EC運営で困る「不正注文」

Shopifyの優れたセキュリティをもってしても、不正注文のリスクを完全に排除することは難しいのが現実です。
以下は、よくある不正注文の例です。

  • クレジットカードの不正利用  

  • 転売目的の大量購入

  • 代金引換商品の受け取り拒否

  • 後払い決済の未払い 

  • いたずら注文  

Shopifyでは、注文ごとに「不正解析」を実施し、不正の可能性を「低」「中」「高」の3段階で表示します。
注文詳細画面で確認してみましょう。

注文詳細画面の右下に「不正解析」という表示があります。
レベル「中」「高」が表示された場合には、何らかの対応をご検討ください。

「低」の場合

「中」の場合

「高」の場合

不正注文と判断される理由は様々ですが、「請求先住所の郵便番号が、クレジットカードに登録された住所と一致しない」など、本人の確認が難しいもの・疑わしいものが該当します。

不正解析の目玉アイコンをクリックし「詳細を表示」すると、次のような画面になります。

不正注文と判断した理由が表示されます。
この場合は、過去の不正注文に似ていることが、不正注文と判断されていました。

3. 不正注文への対応方法 

 不正注文を疑う場合は、電話やメールで確認するのが良いでしょう。

購入者に直接連絡を取り、注文情報が正確か確認します。
電話に出られない、あるいは回答が不自然な場合、不正注文である可能性が高いです。
メールで連絡する場合は返信期限を設け、期限内に返答がない場合はキャンセルを検討してください。

その他の対応方法については、Shopifyのヘルプもご参照ください。

https://help.shopify.com/ja/manual/payments/fraud-prevention/preventing-fraud


4. 不正注文対策のアプリ

さらに安心して運営するために、Shopifyのアプリを活用するのもおすすめです。

4-1.Fraud Guardian

日本企業が開発したアプリ、Fraud Guardianは、独自のアルゴリズムで不正注文を検知し、ブラックリスト管理や大量注文の防止をサポートします

4-2.Beacon 不正注文防御システム

Beaconは、不正を検知する項目のカスタマイズや、SMSによる本人確認が可能です。細かな設定でストア運営をさらに安全にします。


5.まとめ

不正注文は売上に悪影響を及ぼすだけでなく、ブランドの信頼にも関わる重要な課題です。

ストアの運営方針として、不正注文の判断基準や対応ルールをあらかじめ明確にしておくことをおすすめします。  

株式会社アパレルウェブでは、Shopifyのサイト制作から日々の運用のサポートまで、皆様のパートナーとしてお手伝いさせていただきます。
ぜひ、お気軽にご相談ください!


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