とりあえず否定してくる母…どう向き合えば良い?
こんにちは、ハル(@harumizuki423)です。
普段はカウンセラー・作家として活動しながら、人生の停滞感を打破できるただ1つのオンラインサロン「自分を知る学校」を運営しています。
今回のテーマは、
とりあえず否定してくる母…どう向き合えば良い?
です。
カウンセラーとして活動していると、次のような相談を受けることがあります。
ハルさん、こんにちは!僕はだいたいなんでもとりあえずやってみたい!
って感じなんですが…保守的な母は、とりあえず否定してきます。ぼくとしても否定された過去があるので、「また否定されるんだろうな〜」って思ってしまい、相談できていません。「仲良くなりたい人には、こちらから相談をすることが大事」とハルさんはおっしゃっていますが、この様な場合でも、とりあえず相談ですか? 自分が思っているようなアドバイス、答えをもらえない可能性がある場合はどのようにしたら良いのでしょうか?
お母さんとうまくコミュニケーションがとれないという問題ですね。
このような状態だと、
・また「やろうとしていることに反対されるんじゃないか」と思ってしまう
・だから相談しようとは思えない
・お母さんとの関係性が変わっていかない
という問題を抱えてしまうと思います。
また、「なんでわかってくれないんだろう」とぐるぐる悩んで時間だけが経ってしまうかもしれません。
やはり、「お母さんには味方でいてもらいたい、理解してもらいたい」という気持ちがあって自然だと思います。
少しでもこの状態を変えていきたいですよね。
とはいえ、相談者さんからすると、「また母に反対されるんじゃないか」と不安になって自然だと思います。
しかも、これはワザと思っているわけではないし、ワザと不安になってなんでいないですよね。つい・なぜか・なんとなく「また反対されるだろうな」という無意識レベルで湧いてくる感情ですよね。
なんで、相談者さんはこのような無意識レベルの感情が湧いてくると思いますか?
実は、こういった「無意識」が生まれる原因は、過去の習慣。
なので、これまで保護者からいろんなことに対して反対されてきたのではないかと察します。
そういう環境にいたのであれば、「今、こんなことをやりたいんだ」とお母さんに積極的に相談しようとは思いにくいと思います。(なので、相談できない自分を責める必要はないです)
じゃあ、次にお母さんは、なぜ相談者さんのやることについて反対するのでしょうか? このことについて一緒に考えていきましょう。
お母さんはどんな環境で育ったのかに視点を移してみよう
こういう相談内容の場合、相談者さん、お母さん、さらにお母さんの両親の3世代で見るのが基本なんです。
質問なんですが、お母さんはご両親にやりたいことを反対されて育っていませんか?
お母さんが両親からいろんなことを反対されて育った場合、お母さんも相談者さんに対していろんなことを反対しやすくなります。
これは、ワザとやっているわけではなく、長年の習慣からの無意識です。先ほどと同じように「無意識は習慣から生まれるから」です。
お母さんはワザと相談者さんのやることなすことに対して反対しているわけではなく、「つい、なぜか、なんとなく」反対してしまっている可能性がとても高いです。それが、自然なんです。(なので、反対される相談者さんが悪いわけではないんです)
お母さんの自己重要感を意識しよう
お母さんが反対する理由で、もう1つ考えられるのは「自己重要感」が不足しているかもしれません。
「ん?自己重要感って何?」
と思うかもしれません。
これは学校やテレビでは習わないんですけど、人間関係・コミュニケーションを豊かにする上でこれ以上ないほど大切なもので、「自分は重要人物である」と感じられている感覚のことです。
親からやりたいことを反対されたり意見を聞いてもらえずに育った人は、この自己重要感が低くなりがちなんです。
「自己重要感」が最も望んでいることは、大切な人の力になったり役に立ってありがとうと言ってもらうこと。それによって、「自分は重要な存在なんだ」と思えることができ、その相手に対しての好意が高まります。
なので、重要人物であると感じたいが故に、頼んでもないのにアドバイスをしてきたり子供が失敗しないようにリスク回避のために反対していることもあります。
しかし、子供側からすると「余計なお世話」になりやすいのも事実です。
ここで親子の関係がズレてしまっているんです。これまでカウンセラー活動をしていて、とてももったいないなと感じています。
しかしこのズレを意識してコミュニケーションをすることで、関係を豊かにしていける可能性はあります。
具体的なコミュニケーション3ステップ
①お母さんの得意なことに対して頼る
②アドバイスをもらったりやってもらう
③近況のストーリーを報告して感謝を伝える
まず、お母さんの得意なことや詳しいことで頼りましょう。ポイントは、お母さんだからこそ頼めることを適材適所で頼むことです。(逆に、相談者さんも得意なことを頼まれたら嬉しいですよね?)
そして、やってもらったり、アドバイスをもらいましょう。お母さんに行動してもらって力になってもらうんです。
そして、アドバイスをもらったら実践してみる。そして、近況・ストーリーを報告して、「ありがとう」と伝えていきましょう。こうすることで、お母さんの自己重要感は高まり、「また必要だったら言ってね」と言ってくれる可能性もあります。
目標は2つ設定しよう
相談内容にもあるように、お母さんは相談者さんが求めているアドバイスや行動ではないことをやってくれるかもしれません。(お母さんの行動はハンドリングが不可能です)
でも、「良かれ」と思って動いてくれているのは確かなので、その行動に対しては「ありがとう」と伝えると、関係は今よりも良くなっていきやすいとは思います。
今回、最も大事なことは相談者さん自身が「相談・頼ることができる自分」を目指すことではないでしょうか。
「家庭はコミュニケーションの最小単位」と言われますが、お母さんに対して相談・頼ることができるようになるからこそ、職場の人や友人にも相談したり、頼る自分になっていくことができます。
なので、オススメは、次のように目標を2つ設定しましょう。
①最低でも達成する目標:人に相談・頼れる自分
②理想的な目標:お母さんとの関係をより良くしていく
そのために、
・相談・頼る習慣
・アドバイスをもらったら実践する習慣
・近況ストーリーを報告して「ありがとう」を伝える習慣
を身につけていくことで、相談者さんの人間関係はよりよくなっていくはずです。相談者さんのペースで、できるところから実践していただけたらと思います。
▼(オススメ動画)今回、時間の都合上、相談スキルアップの知識を体系的にお伝えできなかったので、より詳しく学び、実践できる動画もぜひご覧ください
今回も話を聞いていただき、ありがとうございました!
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