水樹ハルが目指しているもの
こんにちは、水樹ハル(@harumizuki423)です。
普段はカウンセラー・作家として活動しながら、人生の停滞感を打破できるただ1つのオンラインサロン「自分を知る学校」を運営しています。
今日は日曜日ということで、コラム的に読んでいただけると嬉しいです。
「つい、周りの顔色や声を気にしてしまう」
「そんな自分に自信が持てない」
そんなふうに悩んでいるあなたにも関係する話なので、ぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
普段カウンセラーをしていると、次のような相談をお受けします。
「なぜか、自分の意見が言えません」
「つい、周りの顔色や声を気にしてしまうんです」
ぼくも、学生時代〜29歳まではそんな状態でした。
こういう問題を抱えていると、
・就職や進路を自己決定しにくい(夢を諦めたり、収入やキャリアに関わる)
・不安や焦り、勝ち負け思考になりやすい
・やりたいことよりも「こうすべき!」と言われることに時間を使ってしまう
・そんな自分に自信が持てない
このような状態になってしまうと思います。
カウンセラー活動をしている中で、こういうふうに悩んでいる人と出逢います。本当にめちゃくちゃ多いです。(良い悪いの話をしているのではなく事実としてです)
その方々は、つい、なぜか「ちゃんとしなきゃ」という言葉を使って物事を考えているのが共通しています。
そして、ちゃんとできないと「自分はダメだ・・・」と落ち込んでしまう。これが習慣になっていて、考え方のクセ(性格)になっている。
何度も言いますが、良い悪いの話をしたいのではなく、事実として、そういう人が多いんですね。
完璧主義や自分の意見が言えない問題の根本原因
こういった問題や原因の根本的な原因ってなんだと思いますか?
なんでみんな、自分の意見が言えないんでしょうか?
なんでみんな、つい、周りの顔色や声を気にしてしすぎてしまうんでしょうか?
このことを考える前提として・・・知っておかないといけないことがあります。大事なことなので共有していただけたら嬉しいです。
人は、環境に左右されます。
これはなぜかというと、環境が習慣を生み出していて、習慣が考え方のクセ(性格)に影響を与えているんです。
これはもう脳科学的にそうだし、人の原理原則なんです。
▼原理原則とは
絶対的なものであり不変的なもの
例えば、高いお金を出して大学や専門学校に入学したとしましょう。
そうなると、通学する習慣ができますよね?
大金を払っているので簡単には辞めにくいものです。
だから、その環境の中にいるクラスメイトの影響や先生の影響を受けていくわけですね。これまでの人生を振り返ってみてください。あなたの価値観に大きい影響を与えた人っているのではないでしょうか。
これを前提に、
いつから、自分の意見を言えなくなるのか?
いつから、つい周りの顔色や声を気にしすぎてしまうようになるのか?
これらのことを考えてみましょう。
赤ちゃんの時って、顔色を気にしないですよね?
お腹が空いたら泣くし、オムツを変えて欲しかったら泣く。
「ママは忙しそうだから、後で泣こう」とか思わないですよね?
じゃあ、その頃ではない。
だったら、園児の頃か?
早かったらそうなるかもしれません。
もし、そうなのであれば、家庭環境や保育園・幼稚園の環境から影響を受けるわけです。
両親や先生が
「ちゃんとしなさい!」
「なんでそんなこともできないの!?」
というタイプの場合、「ちゃんとしなきゃ」になりやすくなるわけですね。
これは決して、親や先生が悪いということを言いたいのではなくて、、、
親や先生もどんな環境を通ってきたのかまで、一緒に想像していただきたいんです。
ぼくらって必ず通る環境がありますよね?
それは何か?
学校教育(義務教育)です。
これって、どういう教育でしょうか?
体育や美術などの時間もありますが、多くは
国語
数学
社会
理科
英語
のウェイトが高いですよね。
つまり、受験勉強に特化してるものです。
じゃあ、なんのために受験勉強するのか?
それは、、、
良い会社に入るためだと教わってきました。
たびたび人の意識の9割は潜在意識(無意識)だとお伝えしていますが、小学校から高校生までの12年間は、潜在意識(無意識)が作られていく時期です。
▼潜在意識とは
習慣から作られていて、無意識レベルの言動や行動を生み出すもの。例えば通学を3ヶ月ほど行うと、迷わなくなる(当たり前にできるようになるもの)など
この潜在意識が形成される時期に、ぼくたちは良い会社に入って働ける大人になるための受験勉強の環境に身を置くことになります。
戦後の教育は、言うことを聞き、管理しやすい社会人を増やすための教育なわけです。
ぼくは今38歳なんですが、ぼくらの両親やおじいちゃんおばあちゃん世代の人たちが、とにかくこれまで頑張って働いてくれたから戦後の日本は盛り上がり、そのおかげで2000年までの日本は、アジアを代表する経済大国になれました。
戦後の学校教育のおかげです。
でも、2000年以降は、インターネットが登場して、海外から日本市場に商品・サービスが進出してきて苦しい状態になっています。「機能性や便利さ」だけではライバルが多すぎてもう勝負ができなくなってしまったわけですね。
ここで必要なのは、指示を待って長時間働いてどうにかするっていう働き方から、自分で考えて実践して、失敗して、改善を繰り返しながら前に進む主体性を持った社会人になったのです。(経済が変化しちゃった)
実際、今の企業が求める新社会人は、即戦力であり、
・積極性
・柔軟性
・外向性
のある人物だと言われています。
でも、学校教育が変わっていないのでマッチしないんですね。
ここが、違和感の正体です。
最近、
「今の学校教育って、社会にあってないよね」
「変えないと、ダメじゃん」
という発信が目立っています。
でも、なかなか学校教育は変わらない。
その環境の中に身を置いている限り、
「自分の意見が言えない」
「つい、周りの顔色、声を気にしてしすぎてしまう」
「ちゃんとしなきゃ」
という感じになるのにも関わらず、です。
これでは、いじめを受けたら「もうダメだ」となりやすく、社会人にしてもメンタルを病みやすい。自殺してしまう人もいる。ぼくの母親も病んで自殺しました。
ぼくたちが受けているのは敗戦国の教育である
なんで、学校教育は変えられないのか?
カウンセラー活動をしながら、ぼくは1つのことに気づきました。
学校教育って、戦後の日本で誰が決めたんだっけ?
日本がどんな状況の時に決められたんだっけ?
ぼくたちは、今はとても豊かですが、敗戦国なんです。
敗戦国の教育環境の中で影響を受け続けているんです。
ここがあなたと共有したい、今回の最大のポイント!
超重要ポイントがここです!
戦勝国を弱らせ追い詰めた日本を敗戦国として弱らせるには、長期的に牙を抜くには教育を触るのが一番効果的なんです。
これはとても自然な話ではないでしょうか。
ただ、戦後の日本の巻き返しは予想外だったでしょう。
日本人の考える力、主体性を抜いたが故に、プラスの方向に進んでしまったというのが自然なように思います。
こういう話をすると、
「えー・・・考えすぎでしょう?」
と思われるかもしれません。
じゃあ、少し視点を変えてみましょう。
日本と真逆の文化・環境を持つあの国との比較です。
フランスと日本の文化・環境の違いにヒントがあった
実は先日、今後のぼくのカウンセラー活動の海外展開について、パリ在住の日本人のあき子さんと話している時に、あらためてものすごいことに気づきました。
あき子さんはこう言いました。
ハルさんの話を聞いていて思ったけど、日本とフランスって真逆ね!フランスは、「思ってることは言うものよ!」という価値観だし、「働き過ぎはダメ!人間は考える葦よ!バカンス大事!」というように日本と真逆なの。だから日本からフランスに来た人はなかなかこの文化に溶け込むのが難しくて悩んでるわ。
そこで、ぼくはこう聞きました。
あき子さん、フランスの教育って、「哲学」ってあるんですか?日本にはないんですけど。
すると、あき子さんはこう言いました。
あるある!「どう生きるのか、なぜ生きるのか」を考えたり自分と向き合う時間があるわね! そういえば・・・日本は無いわね。
以上です。
日本単体を見て良い悪いとかではなく、、、フランス単体を見て素晴らしいとかでもなく、、、このように対比して「文化や環境」を客観的に見ることで、現代の日本に必要なことが見えてきます。
今の日本に必要なものは「哲学」です。
つまり、「とりあえず」や「何となく」で進み続けるのではなく、「自分は、どう生きるのか」を考える時間を取ることや、その環境を用意することが大切なのです。
ぼくや、あなたや、ぼくたちの大切なひとが社会で生き抜く力を身につけるために、です。
なので、ぼくのミッションは、学校教育に「哲学」や自分を知る時間を作ること、です。そういう授業を届けられる自分になっていきたいと思って活動しています。
これまで何度か、大学や短大、高校でキャリア教育の授業をさせていただいていますが、実際学校に入り込んでいくのはとても難しいです。「とりあえず受験勉強だね」だったり、「今はコロナだからね」といった環境なので。
そこで、まず学校外で「自分はどう生きるのか」を考えられる環境をオンラインサロン「自分を知る学校」を運営することにしました。
ここでは、
「自分のやりたいことや方向性を明確にして、前に進みたい」
「自分の考え方のクセを知り、変えたい」
「仕事・人間関係の停滞感を打破したい」
というメンバーが参加しています。
このnoteもPodcastも、就活が終わって働き始めた新社会人向けに情報発信をしていきます。新卒で社会に出て「違和感を感じている人」がめちゃくちゃ多いと思うからです。
いろんな世代で、
「自分の意見が言えない」
「つい、周りの顔色、声を気にしてしすぎてしまう」
「ちゃんとしなきゃ」
と悩んでいる人がいるわけですが、まず、新社会人の方や教員・教育関係の方々に知っていってもらう。そして、その人たちが保護者になって、子供に「哲学」や「自分を知ること」の必要性を次世代に伝え、影響を与えていってくれると信じています。
みんなで、変えていきたいと思っています。
ぼくもそうですが、あなた自身や、次世代が
「なんとなくの人生」ではなく、
「これでよかった!と言える人生」を歩む人が増えた方がいいと思うんです。
他人軸に振り回されて、自ら死を選ぶ人は減ったほうが良いと思うんです。
そのためのゴールは、学校教育の中に「哲学」の時間を入れること。
とても大きい目標ですが、一緒に進めていただけると嬉しいです。
これからも、よろしくお願いします。
水樹 ハル(@harumizuki423)
人生の停滞感を打破できるただ1つのオンラインサロン「自分を知る学校」では、水樹ハルがカウンセラー活動を通じて学んだことを、毎日2000〜3000文字のメルマガを配信しています。
仕事や人間関係で停滞している方は、ぜひ覗いてみてください。
※【重要】「自分を知る学校」は、現在メンバー数の制限をおこなっています!2021年6月は、あと10名参加いただけます!(先着順なので、ご了承ください)
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