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#12 その写真、誰に撮ってもらったの?

▼前回のnote(全体公開)



人生の幸福度は、人間関係と相関がある。

しかし、身近な存在の人にほど慣れ、適当に扱いやすいものだ。


・パートナー
・子ども
・仲間
・友人
・職場の同僚・上司


いろんな関係性があるが、人々は内輪の関係性から外へいくにつれて逆に「ビシッ!」と気合を入れやすい。非日常のものにほど意識が向くのである。


だから、基本的には内輪の関係性の人からしてもらっていることほど「ありがとう」を言わなくなる。この原因は慣れだ。シンプルに「あるのが当たり前」に思っているからだ。


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Instagramより


そのため、自分を知る学校「自分史サロン」では、「受信力を大事にしよう」と話している。

なぜなら、ビジネスもパートナーシップにせよ子供との関係にせよ結局は全て人間関係だからだ。どれだけ人にしてもらっていることに慣れずに受信できるかで相手との関係が変わるということをメンバーは理解している。だからメンバーの現実はポジティブに変わっていく。



その写真、誰に撮ってもらったの?

今、誰もがSNSで近況や活動・想いを発信することに力を入れている。副業や事業、人間関係をより豊かにしていきたいという想いがあるからだろう。(コロナ禍も影響してこの想いは加速している)


例えば、友人と一緒に参加したイベントで新しい出会いがあったとしよう。話が盛り上がって意気投合した記念に「写真を撮ろうよ」となった時に身近な友人のAさんが写真を撮ってくれたらなんというだろうか?


Aさん、データ送ってね

Aさんに「ありがとう」も言わずに機会的なこの言葉の背景には「あとでSNSで発信したいから」という想いでいっぱいだからだろう。



そして、SNSを更新する。

今日は〇〇に参加。最高な出会いがあった。〇〇さんとは似た境遇を経験していたこともあり、速攻で意気投合した。価値観がかなり近い!(写真貼付)


この記事の中に、写真を撮ってくれたAさんの名前はどこにも出てこない。「スマホでパシャ」という場合もあれば、一眼レフで撮ったデータを共有してもらって投稿することもあるだろう。


冷静に考えてみると、写真を撮ってもらうことや何かをしてもらうのは当たり前ではない。

「お代をいただきたい」とまでは言わない。

ただ、「撮ってもらって当たり前」と思われると、正直良い気はしない。つまり、カメラ撮影うんぬんよりも前にお互いのコミュニケーションが不足しているのである。



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この写真は、先日、大阪福島にあるイベント・コワーキングスペースRYO-ZAN-PAKでインターン中の大学生の花子さんにインタビューを受けた時のものだが、撮影してくださったのは、こちらを経営している吉永亮さん(@Ryo_tpi)だった。


亮さんはこの写真には写っていないが、そこにいた。亮さんがいないとこの写真は撮れなかった。時間をとって体を動かして撮影してくれたことに「ありがたいな」と感じたのである。


もちろん、SNSで近況を見ていただいている人たちからするとそこまで関係はないかもしれない。

正直に言うが、ぼくはこのFacebookの記事の投稿後に「写真撮影:吉永亮さん」と追記で記載させていただいた。一度写真を撮っていただいたことを当たり前になりかけていたが、「あっ」と思い返して追記した。


なぜかというと、自分の中で、当たり前に慣れたくないからだ。

SNSの情報を見ていると、「これどう見てもセルフィーじゃないよな」と思う写真でも、誰が撮影したのかが書かれていないことが大半だ。それだけ当たり前になってしまっているのである。



「そこまでこだわらなくてもちょっとくらいいいじゃん」

と思う人ももちろんいると思う。

あくまでもこの記載を全ての人に強制する訳ではなく、「自分の中で当たり前に慣れたくない」というだけである。


「ちょっとだけなら・・・」
「まぁいいか・・・」


してもらったことを意識していないと、こういう自分の気持ちがどんどん大きくなっていき、甘えてしまうことをぼくは知っているからだ。


ここからは、そんな未熟な自分が当たり前に慣れないためにどう気をつけているのかについて話をしていきたい。



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・公務員を辞めてフリーランスとして生きる上での在り方のお話 ・ライティングや、仏教哲学、心理・脳科学に関するお話 ・人生のゴール「チャレンジを応援しあえる世界の実現」を応援できる ・まだ世には出せない話、ハルの心の中の考えを知れる

ストーリー制作専門のWebライター、カウンセラーとして、「チャレンジを応援しあえる世界」を実現することを目指す、水樹ハルのnoteマガジン…

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