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私が栽培し販売するユーカリの特徴と考察(前編)

コロナ禍以降、長尺ユーカリ生切り枝をお買い求めくださるお客様が増えました。インテリア雑誌、ファッション雑誌、園芸雑誌などなどおしゃれな写真のエッセンスに何かしらのユーカリが度々登場します。まーよく目にします。けれどそのユーカリを実際に栽培する方の声を聴く機会はほとんどないのではないでしょうか。今回は私が栽培しお売りしているユーカリの個々の品種についてお話ししたいと思います。

私が現在栽培しているユーカリの品種は、ポポラス、銀丸葉、銀世界、グニー、テトラゴナシルバー、パルブラ、ビミナリス、ベイビーブルー、マクロカルパの9品種です。そのうち販売しているのは7品種です。

まず最初に葉は、夏葉と冬葉2つの時期に分かれます。

夏葉は4月、5月以降の新芽が出て黄緑色の葉は柔らかく生き生きと本当に美しいです。主に生け花としてお勧めしています。ドライにもできますがクシャクシャとなり原型を留めません。

冬葉は秋から冬を超えた葉で固く、色合いは深い緑となります。主にスワッグやリースなどドライプランツに向いています。

匂いは夏葉のほうが強く長く匂います。

                                            銀丸葉の原木

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1.ポポラス 

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ユーカリといえばこれ!丸い葉が優しく可愛らしいです。そして育てやすい。植えっぱなしでほとんど手入れはいりません。ただし、巨木(10~25m)になるのでその都度剪定は必要です。当園のユーカリは直径が30cmφほどありますので数年に一度はチェーンソーで高さ1.5m程のところで切り落とします。そして幹を徐々に太くしてゆきます。ご家庭で鑑賞する分には植えっぱなしで剪定ぐらいの感じでいいかと思います。

2.銀丸葉

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リースや花束などの添え葉としてよく見かける品種です。匂いがきつく長く続きます。丸めたり束ねたり挿したりと汎用性が高く人気の品種です。こちらも育てやすくて特に手入れは必要ありませんが根宿るまでに時間がかかります。植木鉢などである程度大きくしてから地植えするといいでしょう。

3.銀世界

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銀丸葉と見分けがつかないくらい形状は似ていますが銀世界のほうが茎の腰が強く固いです。葉の形状もよーく見るとスペードのような形になっています。茎の腰の強さ粘りは実際に二つを並べて触らないとわかりにくいかと思いますがわたしにはわかりますw

#わたしの舞台裏

                            後編へつづく

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